呼売(読み)よびうり

世界大百科事典 第2版「呼売」の解説

よびうり【呼売】

高声で呼ばわりながら商品を売り歩くこと。
[ヨーロッパ]
 ヨーロッパの主要都市では,中世から路上で独特の売声を響かせて,少量の品物を肩から掛け,あるいは小さな荷車にのせて売り歩く細民が,庶民の生活に欠かせない存在になっていた。しだいにその姿が路上から消え始めるのは19世紀後半になってである。 庶民の日常生活に必要なあらゆるものが売られたが,とくに野菜,果物,魚,バター,チーズなどの食料品に酢や香辛料,次いで日用雑貨の商売が盛んであった。

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精選版 日本国語大辞典「呼売」の解説

よび‐うり【呼売】

〘名〙 大声で呼びかけながら売り歩くこと。また、その人。
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉一四「呼売(ヨビウリ)といひ人力車といひ、総ての力役に争ふて従事し」

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