県東北部、長野県・群馬県境上の円錐火山の主峰で標高二三三三メートル。北西は
西に
高井郡と小県郡の郡境については、享保七年(一七二二)一二月の小県郡高井郡境裁許図(小県郡史)によると、高井郡一一ヵ村と小県郡五七ヵ村との間で論争があったが、江戸幕府の裁断で四阿山より西走する山脈の分水嶺をもって両郡の境界と決定する旨裁断がなされている。
県の西端部、嬬恋村と長野県
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
吾妻山とも書く。長野・群馬両県の境にあり,更新世に活動した四阿火山の主峰の一つ。標高2354m。上信越高原国立公園に属する美しい山で,北に接する根子(弥固)岳とともに,一つの火山体をつくっている。山頂カルデラの底に露出する岩石は著しく変質作用を受け,硫黄鉱床がある。北東斜面は急なカルデラの壁となっているのに対し,南西斜面は緩やかな高原で菅平高原と呼ばれる。その大部分は広大な牧場で,夏季には牛が放牧されている。また高原の末端部には18世紀の中ごろから開拓集落が発達し,現在は高原野菜の特産地になっている。なお菅平高原にはスキー場,ラグビー場,テニスコートなどが多く,夏と冬のスポーツ・リゾート地としても有名である。
執筆者:市川 健夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
群馬・長野県境にそびえるコニーデ型の火山。吾妻山(あがつまやま)ともいう。標高2354メートル。山容が屋根の形に似ているのでこの名が出たという。見通しがきくので、山頂に二祠(し)の境界神が祀(まつ)ってあり、東に向かう上州祠と、西に向かう信州祠との中央の南北の方向が上信の国境になっている。山体はおもに安山岩で、裾野(すその)が広く、南東山麓(さんろく)は嬬恋村(つまごいむら)のキャベツ栽培地の一部、西麓は信州菅平(すがだいら)の高原野菜栽培地、南麓に鳥居峠(とりいとうげ)がある。また南に続く山稜(さんりょう)には国の天然記念物の的岩(まといわ)がある。鳥居峠から徒歩3時間。
[村木定雄]
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
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