坊津[町](読み)ぼうのつ

百科事典マイペディアの解説

坊津[町]【ぼうのつ】

鹿児島県薩摩半島南西端,川辺(かわなべ)郡の旧町。坊津港は三津(さんしん)の一つで,古くから遣唐使の発着港として栄え,鎖国時代には密貿易の拠点であった。一本釣・定置網などの沿岸漁業,タイの養殖を行う。ポンカン,花卉(かき)なども産する。枕崎市からバス。2005年11月,加世田市,川辺郡笠沙町,大浦町,日置郡金峰町と合併し市制,南さつま市となる。38.61km2。4646人(2003)。
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世界大百科事典 第2版の解説

ぼうのつ【坊津[町]】

鹿児島県南西部,川辺郡の町。人口5295(1995)。薩摩半島南西端に位置し東シナ海に臨む。那津安濃津とともに三津(さんしん)といわれた坊津を中心とする。坊(かつての坊津),泊,久志(くし),秋目の4港はいずれもリアス式海岸に発達した天然の良港で,貿易が衰微した明治以降は漁港に転換した。現在は沿岸漁業や,タイ,クルマエビの養殖漁業が行われている。温暖で無霜のため,ポンカンや野菜の促成栽培,グラジオラス栽培も盛んである。

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