大国(読み)タイコク

デジタル大辞泉 「大国」の意味・読み・例文・類語

たい‐こく【大国】

1 国土の広い国。また、勢力の強大な国。「経済大国」「超大国」
2 律令制で、面積や人口などによって諸国を大・上・中・下の四等級に分けたうちの第一位の国。大和・河内かわち・武蔵・常陸・陸奥むつ・肥後など。
[類語]強国・列強

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大国」の意味・読み・例文・類語

たい‐こく【大国】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「だいこく」とも )
  2. ① 大きな国。国土が広大で、国民が多く、国力が強大である国。古くは、多く中国をさしていった。
    1. [初出の実例]「海表之国。興レ軍大戦。西方大国将レ滅二東方小国一」(出典:聖徳太子伝暦(917頃か)下)
    2. 「Taicocu(タイコク)。ヲウキナ クニ」(出典:日葡辞書(1603‐04))
    3. [その他の文献]〔詩経‐商頌〕
  3. ② 令制で、諸国を人口などによって大・上・中・下の四等級に分けたときの最上級の国。延喜式では全国六六国二島中一三国が大国とされている。
    1. [初出の実例]「大国 守一人」(出典:令義解(718)職員)
    2. 「父の卿は中納言までこそいたられしか、其末子にて位正二位、官大納言にあがり、大国あまた給はって、子息所従朝恩にほこれり」(出典:平家物語(13C前)一)

大国の補助注記

「日葡辞書」には①の挙例のほかに、補遺に「Daicocu(ダイコク)」の形でも出ている。


おお‐くにおほ‥【大国】

  1. 〘 名詞 〙 人民の多くいる土地。耕地が多く広い国。⇔小国(おくに)。
    1. [初出の実例]「大国(おほくに)・小国(をくに)の国造(くにのみやつこ)を定め賜ひ、亦国国の堺と大県・小県の県主(あがたぬし)とを定め賜ひき」(出典:古事記(712)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大国」の意味・わかりやすい解説

大国
たいこく
power; great power

国際関係に影響力を及ぼせるだけの国力を持った国家のこと。グローバル・パワーとほぼ同義語に使われる。かつての米ソのように,政治,経済,軍事など多方面で国際的な影響力を持つ国家は超大国 (スーパー・パワー) と呼ばれる。また,中東産油国のように,資源面で有力な国家は資源大国,日本のように経済や金融面で卓越した国家は経済大国といわれる。これからの国際情勢がますます経済的に相互依存を深めていく中では,経済力が政治に及ぼす影響力が強まっており,日本としても経済大国にとどまらず政治大国としての責務を果たしていく時代がやってきたといえよう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

普及版 字通 「大国」の読み・字形・画数・意味

【大国】たいこく

強大な国。

字通「大」の項目を見る。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

アジア諸国の友好と平和促進とを目的としたスポーツ大会。第1回は1951年にインドで開催。原則としてオリンピックの中間年に行われる。主催はアジア‐オリンピック評議会。→アジア冬季競技大会...

アジア競技大会の用語解説を読む