大山崎[町](読み)おおやまざき

百科事典マイペディア 「大山崎[町]」の意味・わかりやすい解説

大山崎[町]【おおやまざき】

京都府南部,乙訓(おとくに)郡の町。桂川宇治川木津川が合流する低湿地を占め,天王山があり,京都盆地門戸として軍事・交通・商業上の要衝をなし,山崎の戦の戦場となった。現在も東海道本線,阪急京都線,名神高速道路,国道171号線が通じる要地で,機械,洋酒の工場も立地,宅地化も著しい。中世油座の特権を得て油売に従事した大山崎神人(じにん)で有名。油の神様とされる離宮八幡宮,茶室待庵(国宝)をもつ臨済宗妙喜庵がある。5.97km2。1万5121人(2010)。

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