家君(読み)カクン

デジタル大辞泉 「家君」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「家君」の意味・読み・例文・類語

か‐くん【家君】

  1. 〘 名詞 〙 他に対して、自分の家の長や父をいう語。
    1. [初出の実例]「莫道成功能管領、一枝蠹桂謝家君」(出典菅家文草(900頃)一・奉和王大夫賀対策及第之作)
    2. 「万乗の聖主猶緬転の媚をなし、重代の家君かへって膝行の礼をいたす」(出典:平家物語(13C前)四)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐列女伝・袁隗妻〕

いえ‐ぎみいへ‥【家君・家長】

  1. 〘 名詞 〙 一家の主人
    1. [初出の実例]「築き立つる柱は此の家長(イヘキミ)御心の鎮(しつまり)なり」(出典:日本書紀(720)顕宗即位前(図書寮本訓))

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普及版 字通 「家君」の読み・字形・画数・意味

【家君】かくん

他人に対して、父をいう。〔易、家人彖伝〕家人に嚴君りとは、母の謂(いひ)なり。

字通「家」の項目を見る

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