デジタル大辞泉 「弾き出す」の意味・読み・例文・類語 はじき‐だ・す【▽弾き出す】 [動サ五(四)]1 はじいて外へ出す。「指先で―・す」2 のけ者にして追い出す。仲間はずれにする。「グループから―・される」3 そろばんをはじいて計算する。「総額を―・す」4 費用を工面する。「遊ぶ金を―・す」[類語](1)追い出す・追い立てる・追い払う・追っ払う・たたき出す・つまみ出す・追い落とす・打ち払う・追い散らす・蹴散らす・駆り立てる・退ける・追い返す・駆逐・追放・放逐/(2)排斥・排他・除名・排除・疎外・排撃・擯斥ひんせき・指弾・爪弾き・人払い・厄介払い・仲間外れ・村八分・締め出す・ロックアウト・シャットアウト 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「弾き出す」の意味・読み・例文・類語 はじき‐だ・す【弾出】 〘 他動詞 サ行五(四) 〙① はじいて外へ出す。[初出の実例]「時々身体が弾出さるるかと思ふ程である」(出典:魔風恋風(1903)〈小杉天外〉後)② のけものにして追い出す。[初出の実例]「心えつ雁食はむとて若たうが老いたるものをはじきだすとは」(出典:古今著聞集(1254)一八)③ 算盤(そろばん)で計算する。計算して利害得失を考える。また、費用をひねり出す。[初出の実例]「22が6と算盤を弾(ハジ)き出すから」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉青年実業家)④ はじき始める。[初出の実例]「一越調子高な声を振立ててまた一心不乱に弾(ハジ)き出す」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例