精選版 日本国語大辞典 「忌日」の意味・読み・例文・類語
き‐にち【忌日】
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外出や仕事をせずに忌を守って過ごさねばならない特別の日。忌日はカミゴト,モノビ,タチビ,トシノヒなどとも呼ばれ,忌の意識が希薄になるにつれ単なる休み日になってしまったものもあるが,元来は神祭や年中行事に際して厳しい物忌に服して精進潔斎する日を意味した。忌日には,旅や仕事をしないのはもちろんのこと,青物を切ったり野火をたいたりせず,また物音をたてたり騒いだりもせず静かに慎みの生活をおくるのが普通である。佐渡では村によって異なるが,11月末日から12月卯の日と1月29日から2月4日の2回を忌の日といい,前者は祭り納めで後者は祭り始めといって,謹慎して過ごしたという。隠岐でも3月と11月の巳の日をイミサンの祭といい,大声や物音をたててはならぬ日とされている。伊豆諸島でも正月24,25日は日忌様とかカイナンボウという神が海から訪れて来る日とされ,山入りや仕事をさけて夜は戸を閉め切って明りもつけずに忌みこもる風習があった。薩南の吐噶喇(とから)列島でも七島正月の後にヒチゲーといって忌みこもりの日が設けられている。なお,陰陽道では忌日は縁起が悪く諸事つつしむべしと定められた日をいう。
執筆者:飯島 吉晴
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…故人の死んだ日にあたる毎月,毎年のその日のこと。忌日(きにち)ともいう。七七日の仏事以後は,月忌,一周忌,三回忌,七回忌,十三回忌など弔い上げにいたるまでの仏事はこの命日が選ばれた。…
※「忌日」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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