故に(読み)ユエニ

デジタル大辞泉 「故に」の意味・読み・例文・類語

ゆえ‐に〔ゆゑ‐〕【故に】

[接]前に述べた事を理由として、あとに結果が導かれることを表す。数学の証明問題などでは「∴」の記号が用いられる。よって。したがって。「貴君功績は大きい。故にこれを賞する」
[類語]ひいてそれからそしてそうして次いでして次についてはひいてはそれ故だから従ってよってすなわちですからその上それにてて加えてあまつさえ更にかつまたなおかつおまけに加うるにのみならずしかのみならずそればかりかこの上それどころか

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「故に」の意味・読み・例文・類語

ゆえ‐にゆゑ‥【故に】

  1. 〘 接続詞 〙 ( 名詞「ゆえ(故)」に助詞「に」の付いてできたもの ) 先行事柄を理由として、後続の事柄が起こることを示す。だから。そのために。したがって。
    1. [初出の実例]「諸の事同じなりといふことを明す。者(ユヘニ)、同じく一極の道に体(かな)へり」(出典:法華義疏長保四年点(1002)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android