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易行 イギョウ

デジタル大辞泉の解説

い‐ぎょう〔‐ギヤウ〕【易行】

仏語。だれにでもたやすく行える修行。⇔難行

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百科事典マイペディアの解説

易行【いぎょう】

易行道とも。聖道門(しょうどうもん)の自力の修行を難行というのに対し,阿弥陀仏の願により,浄土に往生して悟りを得るという他力の教えをいう。念仏のこと。
→関連項目浄土門

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

易行
いぎょう

修行の容易な行、もしくは往生(おうじょう)のし易(やす)い行法をいう。難行に対する語。龍樹(りゅうじゅ)の『十住毘婆沙論(じゅうじゅうびばしゃろん)』第五易行品(いぎょうほん)には、信方便(信心の方法)の易行によって阿惟越致地(あゆいおっちじ)(不退転の境地)に至るとし、称名(しょうみょう)により不退転に至るを易行と名づけた。中国において曇鸞(どんらん)は、『浄土論註(じょうどろんちゅう)』を著し、易行道を信により仏願力に乗じて浄土に至る道とした。わが国において易行を重視したのは浄土宗および浄土真宗である。易行道について、真宗は、現生(げんしょう)(現世)で不退転に至ることを説き、その点で浄土宗とは異なっている。[北西 弘]

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