木曽町(読み)きそ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「木曽町」の意味・わかりやすい解説

木曽〔町〕
きそ

長野県南西部,木曾川上流の木曾谷にある町。飛騨山脈木曾山脈の間に位置し,北西で岐阜県に接する。 2005年木曽福島町,日義村,開田村,三岳村の1町3村が合体。中心集落の福島は江戸時代には中山道の木曾十一宿の要地で,関所 (→福島関 ) や木曾谷統治の代官所が置かれ,政治中心地でもあった。米作,高冷地野菜やソバの栽培が行なわれ,ヒノキを使った木製品や漆器を産する。夏は御嶽山駒ヶ岳への登山口としてにぎわい,8月の盆には木曾節の踊りが繰り広げられる。南東部の木曾駒高原,西部の開田高原などで高原観光地としての開発が進み,スキー場や別荘地,温泉が点在する。福島関跡は国の史跡,三岳のブッポウソウ繁殖地は国の天然記念物に指定。町域の一部は御岳県立自然公園中央アルプス県立自然公園に属する。 JR中央本線,国道 19号線,361号線が通る。面積 476.03km2。人口 1万584(2020)。

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事典 日本の地域遺産 「木曽町」の解説

木曽町

(長野県木曽郡木曽町)
日本で最も美しい村」指定の地域遺産。
木曽町は御嶽山麓にあり、中山道の要として政治・経済文化の中心地として栄えた。福島関所は、国指定史跡。木曽義仲にまつわる歴史、木曽踊り、木曽川に面した独特な民家群「崖家づくり」をはじめ、御嶽山麓に広がる開田高原は“木曽馬そばふるさと”として知られる

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