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桔梗ヶ原 ききょうがはら

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

桔梗ヶ原
ききょうがはら

長野県中部,塩尻市の中北部を占める扇状地松本盆地の一部で,奈良井川と田川に挟まれた平坦な台地である。乏水地のため原野のまま放置され,戦国時代はしばしば戦場となった。明治以後開拓され,ブドウが栽培されるようになり,1960年代後半頃からワイン用の品種の栽培が盛んになった。今日では長野県有数のワイン産地として知られる。国指定史跡の平出遺跡がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ききょうがはら【桔梗ヶ原】

長野県中央部,塩尻市の市街地北西にある台地。面積約5km2。地形的には奈良井川の扇状地面で,信州ロームが表面を厚くおおっている。水利の便が悪いために開発が進まず,江戸時代は周辺の集落の採草地薪炭林になっていた。明治以降開拓が行われて,ブドウやナシなどの果樹が栽培された。第2次大戦中の入植者によって台地のほとんどが開拓され,現在では長野県における主要な果樹地帯の一つになっている。ブドウ酒醸造も盛んである。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

桔梗ヶ原
ききょうがはら

長野県塩尻(しおじり)市街の北方から西方に展開する台地。西縁は奈良井(ならい)川の深い侵食谷で限られるほか、東、北も浅い谷などで限られた火山灰土壌からなる。中世(宗良(むねなが)親王と小笠原長基(おがさわらながもと)との合戦)や戦国末期に数度の戦場となったが、それらの古跡はない。乏水地のため明治初年まで原野であったが、昭和10年代に入植し、現在は県下第一のブドウ園地。栽培農家のなかにワイン生産を兼ねるものもあり、初秋は中京方面からも観光客が多数観光農園を訪れにぎわう。[小林寛義]

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世界大百科事典内の桔梗ヶ原の言及

【松本盆地】より

…盆地の東部には,2500m級の美ヶ原,高ボッチなどの火山と,第三紀層の筑摩山地が連なる。盆地南部の桔梗ヶ原(ききようがはら)は,古い扇状地面が隆起してできた開析扇状地である。扇状地の扇頂から扇央にかけては,水の便に恵まれないこともあって平地林が多かったが,第2次大戦後かなりの部分が開拓された。…

※「桔梗ヶ原」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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