日本歴史地名大系 「桔梗ヶ原」の解説
桔梗ヶ原
ききようがはら
- 長野県:塩尻市
- 桔梗ヶ原
塩尻市の市街地の北西部で西の
西側は奈良井川の三〇―六〇メートルの深い谷で限られ、地下水が低く三〇メートルも掘らないと水のない乏水性の台地なので、平坦な地形にもかかわらず耕地化が進まず、明治の中頃までは無居住・不毛の原野であった。江戸時代には周辺八ヵ村の入会採草地であった。桔梗ヶ原の語源については明らかでない。
和銅六年(七一三)
の歌をはじめ、宗良親王の「李花集」に
とある菅の荒野はこの桔梗ケ原であろう。
桔梗ヶ原
ききようがはら
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報