桜田治助(3世)(読み)さくらだじすけ[さんせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「桜田治助(3世)」の意味・わかりやすい解説

桜田治助(3世)
さくらだじすけ[さんせい]

[生]享和2(1802)
[没]1877.8.7.
歌舞伎作者。2世桜田治助の弟子松島音助のち半二が襲名嘉永~安政期 (1848~60) に活躍したが河竹黙阿弥に押された。主要作品『乗合船恵方万歳』。

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世界大百科事典(旧版)内の桜田治助(3世)の言及

【京人形】より

…左甚五郎を4世中村歌右衛門,京人形を12世市村羽左衛門ほか。作詞桜田治助。作曲4世岸沢式佐。…

【是評判浮名読売】より

…通称《ちょいのせ》《ちょいのせの善六》。3世桜田治助作。1862年(文久2)5月江戸守田座初演。…

【三世相錦繡文章】より

…通称《お園六三(ろくさ)》《三世相》。3世桜田治助作。1857年(安政4)7月江戸中村座初演。…

【末広がり】より

…本名題《稚美鳥末広(わかみどりすえひろがり)》。作詞3世桜田治助,作曲10世杵屋六左衛門,振付3世藤間勘十郎(亀三勘十郎)。同名の狂言をもとにしているが,趣を変え,大名を女,太郎冠者を恋の使として後半の囃し物のくだりを中心に舞踊化したもの。…

【年増】より

…八変化所作事《花翫暦色所八景(はなごよみいろのしよわけ)》の一曲。作詞3世桜田治助。作曲5世岸沢式佐。…

【どんつく】より

…1846年(弘化3)1月,江戸市村座で4世中村歌右衛門,12世市村羽左衛門ほかにより初演。作詞3世桜田治助。作曲5世岸沢式佐。…

【乗合船】より

…1843年(天保14)1月江戸市村座で12世市村羽左衛門,4世中村歌右衛門ほかにより初演。作詞3世桜田治助。作曲5世岸沢式佐。…

【俳諧師】より

…4世中村歌右衛門が帰坂以来6年ぶりのお目見得三変化所作事《三幅対和歌姿画(さんぷくついわかのすがたえ)》の一。作詞3世桜田治助。作曲5世岸沢式佐。…

※「桜田治助(3世)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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