業物(読み)ワザモノ

デジタル大辞泉 「業物」の意味・読み・例文・類語

わざ‐もの【業物】

名工の作った、切れ味のすぐれた刀。名刀。「正宗の鍛えた業物
[類語]けんつるぎ刀剣太刀大刀たち大刀だいとう小刀しょうとう名刀宝刀軍刀牛刀日本刀青竜刀サーベル銃剣手裏剣真剣短刀懐刀ふところがたな懐剣脇差し小柄匕首あいくちどす人斬り包丁快刀木刀木剣木太刀竹光長刀なぎなた

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精選版 日本国語大辞典 「業物」の意味・読み・例文・類語

わざ‐もの【業物】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 名工が鍛えた切れ味のよい刀剣。利剣利刀。快刀。業良(わざよし)
    1. [初出の実例]「只一刀に大の男、七つに切たるわざ物」(出典:浄瑠璃・嫗山姥(1712頃)一)
  3. 能で、一曲を特徴づけるようなわざのある曲。また、なすべきわざの多い曲。
    1. [初出の実例]「木樵・汐汲の、わざ物などの翁形をしよせぬれば、やがて上手と申事、これ校(あやまりたる)批判なり」(出典風姿花伝(1400‐02頃)二)

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