業物(読み)ワザモノ

デジタル大辞泉 「業物」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「業物」の意味・読み・例文・類語

わざ‐もの【業物】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 名工が鍛えた切れ味のよい刀剣。利剣利刀。快刀。業良(わざよし)
    1. [初出の実例]「只一刀に大の男、七つに切たるわざ物」(出典:浄瑠璃・嫗山姥(1712頃)一)
  3. 能で、一曲を特徴づけるようなわざのある曲。また、なすべきわざの多い曲。
    1. [初出の実例]「木樵・汐汲の、わざ物などの翁形をしよせぬれば、やがて上手と申事、これ校(あやまりたる)批判なり」(出典風姿花伝(1400‐02頃)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む