竹光(読み)タケミツ

大辞林 第三版の解説

たけみつ【竹光】

〔刀工の名めかした造語〕
竹を削って刀身とし、刀のように見せたもの。
鈍刀をあざけっていう語。なまくら。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

たけ‐みつ【竹光】

〘名〙 (古来刀工の名に吉光、国光、兼光などと「光」の字が多いところからの造語)
刀身を削って作り、刀のようにみせかけたもの。武家の下僕、折助などが刀代わりに腰に差していた。たけがたな。たけべら。
※浮世草子・色の染衣(1687)四「ぬきやるとその竹光はをれるものじゃ」
② 切れ味の鈍い刀をあざけっていう語。なまくら。
※咄本・鯛の味噌津(1779)土左衛門「家につたふる竹光(ミツ)の一腰をわきばさみあるきしが」
③ 竹光を腰に差す下僕、折助などをあざけっていう語。
※洒落本・美地の蛎殻(1779)「おゐらがやうな竹光(タケミツ)を可愛がるが孝行さ」
④ 尺八の異称。
※雑俳・柳多留‐二二(1788)「竹光のけいこ一と月してねろう」

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