機事(読み)キジ

デジタル大辞泉 「機事」の意味・読み・例文・類語

き‐じ【機事】

物事をたくらむこと。また、巧妙な行為
機密に属する事柄
[類語]こっそり忍びやかそっと秘密内内うちうち内内ないない内輪内部内密内幕内裏うちうら内緒内証内分内聞内情内実隠密おんみつ極秘ごくひ厳秘げんぴ丸秘まるひ機密枢密すうみつ天機密事秘事暗部隠し事秘め事みそか事内緒ないしょ秘中の秘みそひそ秘めやか

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精選版 日本国語大辞典 「機事」の意味・読み・例文・類語

き‐じ【機事・幾事】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 巧妙な行為。また、物事をたくらむこと。
    1. [初出の実例]「人なんどを、上をばいかにもけっこうで、底には朝暮しをとさんとたくむを、機心機事と云ぞ」(出典:中華若木詩抄(1520頃)下)
    2. [その他の文献]〔荘子‐天地〕
  3. 機密のこと。秘密事。
    1. [初出の実例]「属以関東機事」(出典空華日用工夫略集‐永徳元年(1381)一〇月五日)
    2. [その他の文献]〔易経‐繋辞上〕

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普及版 字通 「機事」の読み・字形・画数・意味

【機事】きじ

機密のこと。南朝宋・〔宦者伝論〕武(しばしば)後に宴し、或いは離に潛す。故に事を奏するは、多く宦人を以て之れを(つかさど)らしむ。

字通「機」の項目を見る

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