機事(読み)キジ

デジタル大辞泉 「機事」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「機事」の意味・読み・例文・類語

き‐じ【機事・幾事】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 巧妙な行為。また、物事をたくらむこと。
    1. [初出の実例]「人なんどを、上をばいかにもけっこうで、底には朝暮しをとさんとたくむを、機心機事と云ぞ」(出典:中華若木詩抄(1520頃)下)
    2. [その他の文献]〔荘子‐天地〕
  3. 機密のこと。秘密事。
    1. [初出の実例]「属以関東機事」(出典空華日用工夫略集‐永徳元年(1381)一〇月五日)
    2. [その他の文献]〔易経‐繋辞上〕

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普及版 字通 「機事」の読み・字形・画数・意味

【機事】きじ

機密のこと。南朝宋・〔宦者伝論〕武(しばしば)後に宴し、或いは離に潛す。故に事を奏するは、多く宦人を以て之れを(つかさど)らしむ。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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