デジタル大辞泉 「天機」の意味・読み・例文・類語 てん‐き【天機】 1 造化の秘密。天地自然の神秘。2 生まれつきの才能。3 天子の機嫌。天気。「―を窺い給うべきを夫等それらの御沙汰あらざるは」〈染崎延房・近世紀聞〉[類語](1)こっそり・忍びやか・そっと・秘密・内内うちうち・内内ないない・内輪・内部・内密・内幕・内裏うちうら・内緒・内証・内分・内聞・内情・内実・隠密おんみつ・極秘ごくひ・厳秘げんぴ・丸秘まるひ・機密・枢密すうみつ・機事・密事・秘事・暗部・隠し事・秘め事・密みそか事・内緒ないしょ事・秘中の秘・密みそか・密ひそか・秘めやか 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「天機」の意味・読み・例文・類語 てん‐き【天機】 〘 名詞 〙① 天地の秘密。造化の機密。自然の神秘。比喩的に、奥深い機密、重大な秘密の意にもいう。[初出の実例]「或法術之士、禀二天機一而多レ方」(出典:本朝文粋(1060頃)三・鳥獣言語〈菅原涼茂〉)「鳶飛魚躍。鳶魚は無知也。故に天機にうごく」(出典:集義和書(1676頃)一五)[その他の文献]〔淮南子‐原道訓〕② 生まれつきの性質。天賦の機知。〔荘子‐大宗師〕③ 天皇の機嫌。天気。[初出の実例]「天機(てんキ)殊にうるはしく、詔(みことのり)ありけるは」(出典:浄瑠璃・日高川入相花王(1759)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「天機」の読み・字形・画数・意味 【天機】てんき 自然のはたらき。心のはたらき。〔荘子、大宗師〕其の嗜欲深きは、其の天淺し。字通「天」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報