沼田[市](読み)ぬまた

百科事典マイペディア 「沼田[市]」の意味・わかりやすい解説

沼田[市]【ぬまた】

群馬県北部の市。1954年市制。武尊(ほたか)山赤城山などに囲まれ,利根川上流の沼田盆地と,その支流の片品川流域を占め,東端は栃木県に接する。中心市街は1532年(天文1年)に沼田城がつくられ,近世には真田黒田,土岐各氏の城下町として,また市場町としても発展。上越線,関越自動車道が通じる。林産物取引および工業では木材木製品・家具製造業が盛んで,市の製造品出荷額の6割以上(2003)を占めている。周辺では米,麦,ダイズ,タバコ,コンニャク多産尾瀬,奥日光観光の基地で,沼田駅近くに沼田城跡のある沼田公園,北部に迦葉(かしょう)山,東部に老神温泉や吹割滝がある。2005年2月利根郡白沢村,利根村を編入。443.46km2。5万1265人(2010)。→沼田藩

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