浮説(読み)フセツ

デジタル大辞泉 「浮説」の意味・読み・例文・類語

ふ‐せつ【浮説】

流言風説。「浮説が乱れとぶ」
[類語]夢物語作り話風聞風説風評風声ふうせい風の便り評判世評取り沙汰ざた下馬評巷説こうせつ流説流言飛語流言飛語虚説空言俗言前評判デマゴシップ口承噂話デマ虚聞虚伝都市伝説

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精選版 日本国語大辞典 「浮説」の意味・読み・例文・類語

ふ‐せつ【浮説】

  1. 〘 名詞 〙 根拠のないはなし。いいかげんなことば。また、根拠のないうわさ。風説。
    1. [初出の実例]「其時彼東院后宮聞浮説云、依中宮母氏之寃霊、有此妖云々」(出典九暦‐逸文・天暦四年(950)六月一五日)
    2. [その他の文献]〔史記‐韓長孺伝〕

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普及版 字通 「浮説」の読み・字形・画数・意味

【浮説】ふせつ

いいかげんな言説。〔韓非子、存韓〕夫(そ)れ韓は、嘗(かつ)て一たび秦に背き、國られ地され、兵くして今に至る。然る以(ゆゑん)のは、姦臣を聽き、事實を(はか)らざればなり。

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