流言飛語(読み)リュウゲンヒゴ(その他表記)rumor

翻訳|rumor

デジタル大辞泉 「流言飛語」の意味・読み・例文・類語

りゅうげん‐ひご〔リウゲン‐〕【流言飛語/流言×蜚語】

口づてに伝わる、根拠のない情報。「―が飛び交う」
[類語]空言流説風説取り沙汰風聞風評風声ふうせい風の便り評判世評下馬評巷説こうせつ浮説飛語流言虚説俗言前評判デマゴシップ口承噂話作り話虚聞虚伝都市伝説

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精選版 日本国語大辞典 「流言飛語」の意味・読み・例文・類語

りゅうげん‐ひごリウゲン‥【流言飛語・流言蜚語】

  1. 〘 名詞 〙 世間にひろがる根も葉もないうわさ。デマ。
    1. [初出の実例]「社会主義者の出演する所、必ず警官の臨監あり、流言飛語噴飯に堪へざるもの多し」(出典:良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉刊行日記)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「流言飛語」の意味・わかりやすい解説

流言飛語
りゅうげんひご
rumor

デマと同義に使われる場合もある。一般的には根拠のないのに言いふらされる風説とされているが,流言,飛語は必ず何か一つの中心となる具体的な問題をもっており,これについての変則的な報道形態であると定義される。それは,内容を構成している要素と要素との間,知識断片と断片との間に溝や矛盾があって,それだけでは首尾一貫した報道としてすべての人を満足させることができないところに成立する。多くの場合,特殊な問題をめぐって起り,その問題に対して人々が一時的に関心を示し,かつ情報源が曖昧なときに生じるとされている。しかも,流言,飛語は人から人に口伝えで伝達されていく,非制度的で連鎖的なコミュニケーションの結果として生じるため,次第に歪曲の度合いを増す場合が多い。

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