デジタル大辞泉
「失する」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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しっ‐・する【失】
- [ 1 ] 〘 他動詞 サ行変 〙
[ 文語形 ]しっ・す 〘 他動詞 サ行変 〙 保っているある状態、また、ととのっている状態などを失う。なくする。- [初出の実例]「有仏性の道にも、無仏性の道にも、通達の端を失せるがごとくなり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)仏性)
- 「時世に逢て用らるるも、時を失して棄らるるも」(出典:中華若木詩抄(1520頃)下)
- [ 2 ] 〘 自動詞 サ行変 〙
[ 文語形 ]しっ・す 〘 自動詞 サ行変 〙- ① あるものが消える。滅びる。
- [初出の実例]「驕れる者は失(シッ)し倹なる者は存す」(出典:太平記(14C後)一一)
- ② ( 「…に」を受けて用いる ) 程度が過ぎる。
- [初出の実例]「人、往々今世芸文の昌盛を称すること、誇大に失せり」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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