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清水峠 しみずとうげ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

清水峠
しみずとうげ

群馬県北部,みなかみ町新潟県南東部,南魚沼市との境にある三国山脈越えの峠。標高 1448m。古くは南西に位置する三国峠とともに,三国山脈を横断する重要な通路であった。中世には三国街道後閑六日町 (→六日 ) を結ぶ近道の清水越往還が通っていたが,峠が険しく,江戸時代には廃道同様になった。 1874年清水越道路が新しく開かれたが,信越線や上越線の開通により交通路としての意義を失った。この峠の西方を清水トンネル (上り専用) ,新清水トンネル (下り専用) ,上越新幹線大清水トンネルの鉄道トンネル (2万 2221m) と,関越自動車道関越トンネル (1万 926m) が通る。

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デジタル大辞泉の解説

しみず‐とうげ〔しみづたうげ〕【清水峠】

新潟・群馬県境にある三国山脈を越える峠。地形が険しいために通行者が少なかった。標高1448メートル。

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百科事典マイペディアの解説

清水峠【しみずとうげ】

群馬・新潟県境,三国山脈の笠ヶ岳と七ッ小屋山の鞍(あん)部にある峠。標高1448m。中世末期,直越(すぐごえ)の峠と呼ばれ上野(こうずけ)と越後を結ぶ清水街道が通じ,上杉氏の上野侵攻に用いられたと伝えているが,険路のため近世衰微

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世界大百科事典 第2版の解説

しみずとうげ【清水峠】

群馬県北部,利根郡水上町と新潟県南魚沼郡塩沢町の境にある三国山脈越えの峠。標高1448m。谷川岳の北東,笠ヶ岳と七ッ小屋山の間にある。中世から関東と越後の連絡路が通り,近世初期には参勤交代路であった。南西の三国峠に比べ地形がけわしいため,万治年間(1658‐61)に三国峠越えの三国街道が主要交通路となり,幕末までの利用は少なかった。1874年に清水峠越えの新道が開削されてから,三国峠越えとともに関越交通路として利用された。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔群馬県(新潟県)〕清水峠(しみずとうげ)


群馬県と新潟県の間にある峠。旧道は三国(みくに)山脈の七ツ小屋(ななつごや)山東方の鞍部(あんぶ)を越え、標高は約1450m。古くから上州の沼田(ぬまた)と越後(えちご)の六日町(むいかまち)を結ぶ近道として知られ、「直越(すぐごえ)」ともよばれた。1874年(明治7)に山岳道路開通、1885年には拡幅された新道が開通、三国峠とともに新潟と関東地方を結ぶ要路となった。しかし、1931年(昭和6)に南西約5.5kmの一ノ倉(いちのくら)岳直下を鉄道の清水トンネルが開通して以降、登山道としてのみ利用され、交通路としては完全にすたれた。1982年開業した上越新幹線の大清水トンネルは、清水トンネルよりさらに南4kmの谷川岳西方を抜ける。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

清水峠
しみずとうげ

群馬・新潟両県の県境にあって三国(みくに)山脈を横断する峠の一つ。谷川岳(たにがわだけ)の北北東で標高1448メートル。南西の三国峠と対比される。上越間の通路として中世末期には直越峠(すぐごえのとうげ)といわれたが、地形が険阻で三国峠より約200メートル高いので、江戸時代には廃道同然となった。そこで1885年(明治18)群馬県の沼田(ぬまた)、湯檜曽(ゆびそ)を経て峠を越え、新潟県の六日町(むいかまち)(現、南魚沼(みなみうおぬま)市)に至る幅5メートルの国道が設けられ、三国峠越えよりも距離を約10%(約20キロメートル)短縮した。のち新潟―東京間の近道として利用されたが、1893年信越本線、1931年(昭和6)国鉄(現JR)上越線の全通で、峠を利用する人は激減した。[村木定雄]

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世界大百科事典内の清水峠の言及

【峠】より

…しかし59年峠の直下に三国トンネルが開通し,車道(国道17号線)が通じて再び活気を取り戻している。その北の清水峠(1448m)は明治初年に新道が開削され一時期利用されていたが,上・信越線開通の影響でまったく衰えてしまった。このように街道の通過する峠には歴史的に古いものが多く,重要なものについては峠道が併設されて複数の峠が隣接する。…

※「清水峠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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