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リュウ

百科事典マイペディアの解説

溜【たまり】

かつてはみそを仕込んだのち,の底に浸出した液を溜といい,醤油(しょうゆ)の起源ともなった。現在では小麦を用いずほとんど蒸したダイズだけで麹(こうじ)を作り,食塩水に仕込んで発酵,熟成させて作った醤油をいう。

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世界大百科事典 第2版の解説

ため【溜】

江戸時代における拘禁施設の一種で,病監かつ少年監。江戸では浅草と品川の2ヵ所にあり,町奉行の監督下,非人頭(ひにんがしら)が管理したので非人溜とも呼んだ。溜への収容を溜預(ためあずけ)()といい,入牢中の重病人や無宿の行き倒れ,あるいは15歳に達すれば遠島(えんとう)に処せられるべき幼年者が預け入れられた。処遇牢屋よりもやや緩和され,病囚には毎日町医が脈をとる程度の診察を行ったが,溜内の衛生状態は劣悪であったという。

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大辞林 第三版の解説

ため【溜】

〔動詞「溜める」の連用形から〕
必要な力を集中させること。 「腰の-がきかない」
ためておく場所。とくに肥料用の糞尿をためておく所。肥えだめ。
〘音〙 リズム全体、また特定の楽器のリズムを微妙に後ろにずらすことで生まれるリズムのニュアンス。
非人溜ひにんため 」に同じ。

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世界大百科事典内のの言及

【預】より

…盲人以外の身体障害者も追放刑に代えて親類預とし,あるいは知人,村役人に預けた。溜預(ためあずけ)というのはに収容することで,入牢中の病人を移したり,あるいは遠島刑を科すべき幼年者で親類預ができない場合などに見られた。未決勾留中の者が脱走すれば,吟味中の犯罪に科せられるべき刑より一等重く罰した。…

※「溜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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