永世(読み)エイセイ

デジタル大辞泉 「永世」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「永世」の意味・読み・例文・類語

えい‐せい【永世】

  1. 〘 名詞 〙 ( 副詞的に用いられることが多い ) 限りなく続く年月。将来いつまでも。永代。永久。
    1. [初出の実例]「別許少領已上嫡子出身、遂使堂構無墜、永世継上レ宗」(出典続日本紀‐天平宝字五年(761)三月丙戌)
    2. 「二別、三変などと名目を製作し出す、わたくしあるに似て恐なきにしもあらねど、こは永世に垂れ及ぼさんとにあらず」(出典:俳諧・芭蕉葉ぶね(1817)凡例)
    3. [その他の文献]〔詩経‐周頌・閔予小子〕

ながき【永】 世(よ)

  1. 未来永劫(えいごう)に続く世。未来永久。ずっと。後の世。後世(こうせい)
    1. [初出の実例]「綿世(ナカキヨ)の刺(そしり)(いかして)口に離りなむ」(出典:日本書紀(720)継体六年一二月(寛文版訓))
  2. 死後の永遠の世界。来世。
    1. [初出の実例]「此世はかりのやどりなり。〈略〉唯なかき世のやみこそ心うけれ」(出典:高野本平家(13C前)一)

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普及版 字通 「永世」の読み・字形・画数・意味

【永世】えいせい

かぎりない世。魏・曹植〔楊徳祖に与ふる書〕永世の業をて、金石の功を留めん。

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