千古不易(読み)センコフエキ

デジタル大辞泉 「千古不易」の意味・読み・例文・類語

せんこ‐ふえき【千古不易】

[名・形動]永遠に変わらないこと。また、そのさま。万代不易千古不変。「千古不易理想
[類語]永久永遠とわ永世常しえ常しなえ恒久悠久悠遠長久経常不変常磐永劫永代久遠無限無窮不朽万代不易万世不易万古不易久しい久しぶり久方ぶり久久しばらくぶり

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精選版 日本国語大辞典 「千古不易」の意味・読み・例文・類語

せんこ‐ふえき【千古不易】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 長年にわたって変わらないこと。永遠に変わらないこと。また、そのさま。万代不易。千古不変。
    1. [初出の実例]「俳諧の用語で言へば、一時流行でなくて千古不易(センコフエキ)の方に属する作を」(出典青年(1910‐11)〈森鴎外〉九)

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四字熟語を知る辞典 「千古不易」の解説

千古不易

長年にわたって変わらないこと。永遠に変わらないこと。

[使用例] あんなクラシックな、俳諧用語で言えば、一時流行でなくて千古不易の方に属する作を味わう余裕は[森鷗外*青年|1910~11]

[使用例] 今も昔も男と女客と妓女とのいきさつこれのみまことに千古不易の人情とや申すべき[永井荷風腕くらべ|1916~17]

[解説] 「千古」は長い年月、永遠・永久を表します。「不易」は変わらないこと。

[類語] ばんだいえきせんへん

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