デジタル大辞泉 「発光動物」の意味・読み・例文・類語 はっこう‐どうぶつ〔ハツクワウ‐〕【発光動物】 生物発光をする動物。みずから発光物質を産生して光るヤコウチュウ・ウミホタル・チョウチンアンコウ・ホタルや、発光細菌の寄生・共生によるマツカサウオなどがある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「発光動物」の意味・読み・例文・類語 はっこう‐どうぶつハックヮウ‥【発光動物】 〘 名詞 〙 体内または体外から生物発光を出す動物。原生動物から脊椎動物まで広く見られる。発光動物には、自ら発光物質をつくる自己発光、他の発光動物を食べ、それから得た発光物質を利用した発光、および、寄生や共生する発光細菌が発光するものの三種がある。発光は個体間の信号・獲物誘引・雌雄誘引・照明などに利用されると考えられている。[初出の実例]「蛍は発光動物(ハックヮウドウブツ)の一種であるが」(出典:面白半分(1917)〈宮武外骨〉蛍合戦は恋の争ひ) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「発光動物」の意味・わかりやすい解説 発光動物はっこうどうぶつluminous animal 生物発光の能力をもっている動物の総称。発光能力をもつ動物は系統とは関係なく,単細胞の原生生物から多細胞の後生動物まで広い範囲にわたって見られる。原生生物ではヤコウチュウ,発光放散虫類,刺胞動物ではオキクラゲ,ウミサボテン,紐形動物のヒカリヒモムシ,軟体動物,ホタルイカ,甲殻類のウミホタル,昆虫のホタル類,棘皮動物の発光クモヒトデ,原索動物のヒカリボヤ,さらにハダカイワシ,チョウチンアンコウなどの魚類がよく知られている。発光は同種間の合図や餌動物の捕獲,捕食者への威嚇などの効果がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by