百合(読み)ユリ

デジタル大辞泉 「百合」の意味・読み・例文・類語

ゆり【百=合】

1
㋐ユリ科ユリ属の多年草の総称。温帯を中心に分布し、カノコユリ・オニユリ・ヤマユリ・テッポウユリ・スカシユリなど、園芸用に栽培されるものも多い。鱗茎りんけいが食用になるものもある。葉は線形などで平行脈が走る。夏、白・黄・橙色などの大形の6弁花を開く。リリー。《季 夏》「隠れ家のものものしさよ―の花/子規」
㋑ユリ科に分類される単子葉植物の総称。世界中に約650種が分布。主に草本で、球茎をもつ。花被は内外3枚ずつあり、いわゆる萼がくはない。ユリ属のほかカタクリ・チューリップ・アマナなどの属も含まれる。
2 襲かさねの色目の名。表は赤、裏は朽葉くちば色。夏に用いる。
[類語](1)鉄砲百合・山百合・姫百合・鬼百合

ゆる【百=合】

ユリの上代東国方言。
「筑波嶺つくはねのさ―の花の夜床ゆとこにもかなしけ妹いもそ昼もかなしけ」〈万・四三六九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「百合」の意味・読み・例文・類語

ゆり【百合】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① ユリ科ユリ属の植物の総称。地中に、白・淡黄または紫色の鱗茎がある。葉は線形または披針形。春から夏にかけ、大きな両性花が咲く。花は六個の花被片からなり、赤・桃・白・黄・紫色など。雄しべは丁字形の葯(やく)がめだつ。ヤマユリ・オニユリなどの鱗茎は食用ともなる。北半球の温帯に広く分布、観賞用に栽培されるものが多い。リリー。《 季語・夏 》 〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
  3. ② 襲(かさね)の色目(いろめ)の名。表は赤、裏は朽葉色。夏用いる。〔胡曹抄(1480頃)〕

ゆる【百合】

  1. 〘 名詞 〙 「ゆり(百合)」に当たる上代東国方言。→小百合(さゆる)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「百合」の解説

びゃくごう【百合】

漢方薬に用いる生薬(しょうやく)の一つ。ユリ科オニユリ、ササユリ、ヤマユリなどの鱗茎(りんけい)を蒸して乾燥したもの。鎮咳(ちんがい)、去痰(きょたん)、消炎、鎮静、滋養、強壮、解熱、利尿などの作用がある。慢性鼻炎、アレルギー性鼻炎、蓄膿(ちくのう)症に効く辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)などに含まれている。

出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「百合」の解説

百合 ゆり

1694-1764 江戸時代中期の歌人。
元禄(げんろく)7年生まれ。冷泉為村(れいぜい-ためむら)にまなぶ。京都祇園(ぎおん)で茶店「松屋」をいとなむ梶(かじ)の養女となり,のち跡をつぐ。書にもすぐれた。養母,娘の町(池大雅(たいが)の妻玉瀾(ぎょくらん))とともに「祇園三女」とよばれた。明和元年11月9日死去。71歳。家集に「佐遊李葉(さゆりば)」。
【格言など】きよくすむ心の月のくまもなく春秋しらぬ花のうてなに(辞世)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「百合」の解説

百合 (ユリ・ユル)

植物。ユリ科ユリ属の多年草の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

アジア諸国の友好と平和促進とを目的としたスポーツ大会。第1回は1951年にインドで開催。原則としてオリンピックの中間年に行われる。主催はアジア‐オリンピック評議会。→アジア冬季競技大会...

アジア競技大会の用語解説を読む