移す/遷す(読み)ウツス

デジタル大辞泉の解説

うつ・す【移す/遷す】

[動サ五(四)]
位置や地位を変える。他の所へ持っていく。また、中身を別のものに入れ替える。「住まいを―・す」「首都を―・す」「庶務課に―・す」「小皿に―・す」
目の向きや関心の対象を変える。「視線を―・す」「別の相手に心を―・す」
時を過ごす。時間を経る。「時を―・さず決行する」
伝染させる。「風邪を―・される」
色や香りを他の物にすりつけて染み込ませる。「花をすって布地に色を―・す」
物事を別の段階に進める。「計画を実行に―・す」
(遷す)神仏の座所を動かす。また、分けて他の所に祭る。「伏見稲荷を―・して守護神とする」
物の怪(け)を寄坐(よりまし)にのりうつらせる。
「物の怪にいたう悩めば、―・すべき人とて」〈能因本枕・三一九〉
高貴の人を流罪にする。
「いかでか我が山の貫首をば、他国へは―・さるべき」〈平家・二〉
[可能]うつせる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

夏至

二十四節気の一つであるが,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) の四季の中央におかれた中気。夏至は太陰太陽暦の5月中 (5月の後半) のことで,太陽の黄経が 90°に達した日 (太陽暦の6月 ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android