デジタル大辞泉
「籠坂峠」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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籠坂峠
かごさかとうげ
丹沢山地西端の三国山と富士山を結ぶ稜線上に位置する標高一一〇四メートルの峠。現在の須走と山梨県山中湖村(山中と平野の境界付近)とを結び、かつては駿河・甲斐の国境にあたっていた。現在の峠付近は富士山の火山灰が厚く積っており、古道や峠の位置が変化したことも考えられるが、峠付近の石造物の銘などから近世後期には現在地にあったことが確認できる。加古坂とも書いた。古代東海道の横走駅から分岐する官道(甲斐路)が通っていたと推定され、峠の名も現山中湖村山中付近に比定される甲斐国加古駅(「延喜式」には加吉駅とある)に至る坂、加古坂に由来するとの説が有力。
籠坂峠
かごさかとうげ
山中湖村の南西部と静岡県駿東郡小山町の境に所在する峠。富士山と丹沢山地を結ぶ稜線の鞍部、標高一一〇四メートルに位置する。峠の西方を東富士五湖道路の籠坂トンネルが貫通して以降交通量は少なくなったが、国道一三八号が通り、富士北麓と駿東郡を結ぶ交通の要所。「吾妻鏡」承久三年(一二二一)七月一二日条に「加古坂」とみえるのが早い。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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籠坂峠 (かごさかとうげ)
富士山の東麓,山中湖の南方にある峠で,静岡県小山町と山梨県山中湖村の境に位置する。標高1100m。旧鎌倉往還(沼津往還)が通じ,古くから駿河と甲斐を結ぶ重要な通路であった。近世の富士川水運や明治中ごろからの国鉄(現JR)御殿場線,中央線の開通により交通路としての意義は薄れていたが,近年国道138号線として整備された。東名高速道路の御殿場インターチェンジを経て富士五湖方面に至る観光道路として車の通行が多い。
執筆者:横田 忠夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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籠坂峠
かごさかとうげ
山梨県山中湖村と静岡県小山町の境にある峠。標高 1104m。古くから甲府盆地と東海地方を結ぶ交通の要衝で,中世には鎌倉往還が通り,沼津方面から塩や魚類,甲斐から木材などを輸送。近世以後は富士川水運の開通によって重要性は薄れたが,郡内地方では日用品もこの峠越しに運ばれ,明治末期から昭和初期までは峠と富士吉田市の吉田との間を鉄道馬車,トロッコが走っていた。現在国道 138号線が通り,東名高速道路から富士五湖方面に入る観光客の通行が多い。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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