紛然(読み)フンゼン

デジタル大辞泉 「紛然」の意味・読み・例文・類語

ふん‐ぜん【紛然】

[ト・タル][文][形動タリ]物事が入り乱れてごたごたしているさま。「紛然たる様相」
とむらいを見る、送るもの―として雲の如し」〈露伴・日ぐらし物語〉
[類語]しっちゃかめっちゃかはちゃめちゃ乱雑雑然乱脈紛紛繚乱蕪雑ぶざつ狼藉卍巴まんじともえ不統一ごっちゃごちゃまぜごちゃごちゃごしゃごしゃごじゃごじゃごたごためちゃくちゃまぜこぜ支離滅裂かなえの沸くが如し上を下へ蜂の巣をつついたよう押すな押すな押し合いへし合い混乱錯綜錯乱混沌錯雑交錯混線混同混交混迷ごた混ぜどさくさこんがらかる紛れる

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精選版 日本国語大辞典 「紛然」の意味・読み・例文・類語

ふん‐ぜん【紛然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 入り乱れているさま。入り混じってごたごたしているさま。
    1. [初出の実例]「諸の比丘何と無き事を論して闘諍すること紛然たり」(出典:三国伝記(1407‐46頃か)七)

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普及版 字通 「紛然」の読み・字形・画数・意味

【紛然】ふんぜん

いり乱れるさま。〔漢書、芸文志序〕戰國從衡(縦横)、眞僞爭し、子の言、然として亂(かうらん)す。秦に至りて之れを患(うれ)へ、乃ち燔滅して、以て黔首(けんしゆ)を愚にす。

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