支離滅裂(読み)シリメツレツ

デジタル大辞泉 「支離滅裂」の意味・読み・例文・類語

しり‐めつれつ【支離滅裂】

[名・形動]物事一貫性がなく、ばらばらで、まとまりのないこと。また、そのさま。「支離滅裂な話」
[類語]乱雑雑然乱脈紛然紛紛繚乱蕪雑ぶざつ狼藉卍巴まんじともえ不統一ごっちゃごちゃまぜごちゃごちゃごしゃごしゃごじゃごじゃごたごためちゃくちゃまぜこぜかなえの沸くが如し上を下へ蜂の巣をつついたよう押すな押すな押し合いへし合い混乱錯綜錯乱混沌錯雑交錯混線混同混交混迷ごた混ぜどさくさこんがらかる紛れる

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精選版 日本国語大辞典 「支離滅裂」の意味・読み・例文・類語

しり‐めつれつ【支離滅裂】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「支」は分かれるの意 ) ばらばらになってまとまりがつかないこと。筋道が立たないで、めちゃくちゃなこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「支離滅裂(シリメツレツ)と嘲りたまはず」(出典当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉八)
    2. 「双方に気合がないから、もう画としては、支離滅裂である」(出典:草枕(1906)〈夏目漱石〉一二)

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四字熟語を知る辞典 「支離滅裂」の解説

支離滅裂

ばらばらになってまとまりがつかないこと。話や文章の筋、または色・形・音などにまとまりがなく、わけがわからない様子

[活用] ―な。

[使用例] 煩悩の為めに支離滅裂になった亡者の顔[有島武郎*或る女|1919]

[使用例] 三崎の支離滅裂な態度が一番いけなかった[高橋和巳*白く塗りたる墓|1970]

[解説] 「支離」は離ればなれになること、「滅裂」は破れ裂けて形を失うこと。

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