デジタル大辞泉
「能力給」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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のうりょく‐きゅう‥キフ【能力給】
- 〘 名詞 〙 労働者の労働に対する能力に応じて賃金が支払われる制度。
- [初出の実例]「給与体系が能力給から生活給に切り替えられ」(出典:鉛筆ぐらし(1951)〈扇谷正造〉サラリー白書)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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能力給
のうりょくきゅう
労働に対する能力に応じて支払われる賃金形態。能力給の評価要素となる労働に対する能力には、知能、人格、体力、技能などが含まれ、それらが総合的に判断される。したがって、同じ能力を基準とするものであっても、もっぱら職務遂行能力を評価要素とする職能給とは区別される。もっとも、評価要素の具体化とその選定は、各企業によってさまざまである。労働者の能力考課は、職務給・職能給などの運用の基礎となるもので、企業にとっては不可欠な作業であるが、仕事給の場合にみられるように、一般には、他の要素との総合化が図られており、能力考課のみによる純粋な能力給はきわめて少ない。
[横山寿一]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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能力給
のうりょくきゅう
efficiency payment system
従業員の職務に対する能力に応じて賃金を決定し支給する制度。従来の年功序列型賃金体系に対する批判として登場した。能力という概念はかなり曖昧で,実際には学歴,技能免許,勤続年数などを手掛りに能力を判定していることが多い。評定方法もむずかしく,企業への貢献や業績よりもむしろ潜在的な能力を評定の要素としており,属人的な色彩が濃厚で,評定者の主観や恣意が混入しやすいなどの批判がなされているが,能力主義人事を重視する傾向が強まりつつあり,次第に普及が進んでいる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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能力給【のうりょくきゅう】
職能給のうち,職務内容と直接関係ない学歴,人格,能率などにより個人能力を評価する傾向のもの。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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