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船祭(り) フナマツリ

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デジタル大辞泉の解説

ふな‐まつり【船祭(り)】

飾りたてた船の出る祭りの総称。御輿(みこし)を船に乗せて川や海を渡御するものが多い。茨城県鹿島神宮御船祭(おふねまつり)、愛知県津島神社津島祭など。

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百科事典マイペディアの解説

船祭【ふなまつり】

神体や神輿(みこし)を船にのせ,水上で行う祭。御船祭とも。神が海のかなたの常世(とこよ)の国に住み,人間の世界との間を往来したという古い信仰に基づくものと思われる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

船祭
ふなまつり

飾りたてた船の出ることを特色とする祭りの総称。いちばん一般的な形は、神輿(みこし)の渡御(とぎょ)(お渡り)が海や川を渡るもので、神社から神霊を神輿に移し、さらに船に乗せて、町や集落を巡幸して氏子に恩寵(おんちょう)を授ける。茨城県鹿島(かしま)神宮の御船(おふな)祭りや愛知県津島神社の津島祭りなど、各地に類例が多い。なかには千葉県香取(かとり)神宮の神幸(じんこう)祭や山梨県神部(みわべ)神社の舟引祭りのように、祭神が舟に乗って来臨したとか、海から漂着したという伝承に基づき、その故事を再現するという理解のもとに行われるものもある。そのほか神奈川県箱根神社の湖水祭や、長崎県各地に行われる竜神祭のように、海神や水神に供物を捧(ささ)げるために、舟に人が乗ってこぎ出す形もある。いずれにしても船祭には、祇園(ぎおん)、天王(てんのう)など夏の水神祭りに行われるものが多い。春の祈念祭や秋の収穫祭に対して、夏祭りは初夏の防災除疫の意味合いをもっており、きらびやかな出し物や華やかな飾り付けをする風流(ふりゅう)的な発展を遂げたものが多い。したがってしばしば観光行事化し、また観光地の人寄せ手段に利用される場合もある。[井之口章次]

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