若一王子神社(読み)にゃくいちおうじじんじゃ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

若一王子神社
にゃくいちおうじじんじゃ

長野県大町市大字大町に鎮座。伊弉冉尊(いざなみのみこと)、仁品王(にしなおう)、妹耶姫(いもやひめ)、若一王子の四神を祀(まつ)っている。社伝によれば、垂仁(すいにん)朝に仁品王が伊弉冉尊を祀ったのを始まりとし、のちに仁品王と妹耶姫を合祀(ごうし)、さらに承久(じょうきゅう)年間(1219~22)仁科(にしな)平四郎盛遠(もりとお)が紀伊(きい)(和歌山県)熊野本宮第四殿若一王子を勧請(かんじょう)したという。中世を通じて、仁科荘(しょう)の鎮守として広く信仰された。江戸時代までは熊野修験(しゅげん)の根拠地で、王子権現(ごんげん)と称してきた。旧県社。例祭7月17日には流鏑馬(やぶさめ)、稚児(ちご)行列など多彩な神事が行われる。春日造(かすがづくり)の本殿は室町時代に建立、1654年(承応3)に大修理されたもので、国の重要文化財。[菟田俊彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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