葬(漢字)

普及版 字通「葬(漢字)」の解説


常用漢字 12画

(旧字)
13画

[字音] ソウ(サウ)
[字訓] ほうむる

[説文解字]
[甲骨文]

[字形] 会意
(ぼう)+死。死は風化した残骨の象である(がつ)を拝する形。は原野。その叢中に屍をすて、風化を待って骨を収め葬るのであるから、葬は複葬を意味する字とみてよい。〔説文〕一下に「するなり」と畳韻の字を以て訓する。また字形について「死の中に在るに從ふ。の中に一あるは、之れを(すす)むる以(ゆゑん)なり」というが、一を含む字形ではない。〔孟子、文公上〕に、「蓋(けだ)し上世嘗(かつ)て其の親をらざるり。其の親死するときは、則ち擧げて之れを壑(たに)に委(す)つ」とみえるが、西方では一時板屋に納める俗があったようである。その風化の期間が、(ひん)(かりもがり)の礼となった。

[訓義]
1. ほうむる、ほうむり。
2. かりもがりする。

[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ハウブル・ツカ・カクス・ハカ 〔字鏡集〕 ツカ・ハカ・ハラフ・カクス・オクル・ハフル

[語系]
tzang、喪sangは声義が近い。(蔵)dzangは同声の字であるが、その字はもと臧dzangに作り、虜囚のを神に献ずる儀礼を示す字である。

[熟語]
葬器・葬儀・葬具葬虞・葬師・葬式・葬術・葬所・葬場葬送・葬堂葬埋・葬葬礼
[下接語]
営葬・火葬・仮葬・会葬・改葬・還葬・帰葬・倹葬・厚葬・渇葬・合葬・国葬殉葬・助葬・神葬・水葬・遷葬・送葬・喪葬・大葬・鳥葬・土葬・同葬・陪葬・薄葬・葬・風葬・副葬・卜葬・本葬・埋葬・慢葬・密葬葬・留葬・礼葬・斂葬

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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