(読み)ソウ

デジタル大辞泉 「葬」の意味・読み・例文・類語

そう【葬】[漢字項目]

常用漢字] [音]ソウ(サウ)(呉)(漢) [訓]ほうむる
死者をほうむる。また、その儀式。「葬儀葬式葬送火葬仮葬会葬国葬水葬土葬風葬仏葬埋葬密葬

そう〔サウ〕【葬】

死者をほうむること。葬儀。
「あすは上の町より結構なる―がある」〈咄・露がはなし・五〉

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精選版 日本国語大辞典 「葬」の意味・読み・例文・類語

そうサウ【葬】

  1. 〘 名詞 〙 死者をほうむること。葬儀。葬送。
    1. [初出の実例]「弟子共処分論の中あしくて問答し、葬もせず」(出典:貞享版沙石集(1283)七)
    2. 「あすは上の町より結構成葬(ソウ)が有」(出典咄本・軽口露がはなし(1691)五)
    3. [その他の文献]〔易経‐繋辞下〕

はぶり【葬】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「はふり」とも。動詞「はぶる(葬)」の連用形名詞化 ) 死者の遺体をほうむること。埋めまつること。葬送。はふりごと。はぶりわざ。
    1. [初出の実例]「家に留りて相恋ふる妻子は其の葬(ハフリ)の墓をも知らず」(出典:東大寺諷誦文平安初期点(830頃))

ほうぶりはうぶり【葬】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「ほうぶる(葬)」の連用形の名詞化 ) ほうむること。ほうむり。埋葬。また、その儀式。葬式。
    1. [初出の実例]「御はふふりの夜、御供にみな人つかうまつりける中に」(出典:大和物語(947‐957頃)一六八)

ほうむりはうむり【葬】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「ほうむる(葬)」の連用形の名詞化 ) 埋葬。葬式。葬送。
    1. [初出の実例]「身をうりてはうむりをつとめ」(出典:仮名草子・清水物語(1638)下)

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