(読み)ソウ

デジタル大辞泉 「蒼」の意味・読み・例文・類語

そう【蒼】[漢字項目]

人名用漢字] [音]ソウ(サウ)(呉)(漢) [訓]あお あおい
あお。あおい。「蒼海蒼蒼蒼天
あおざめて生気がない。色つやがない。「蒼古蒼白古色蒼然
草木が茂るさま。「蒼蒼鬱蒼うっそう
おおぜい。「蒼生蒼氓そうぼう
あわてふためくさま。「蒼惶そうこう
[名のり]しげる

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精選版 日本国語大辞典 「蒼」の意味・読み・例文・類語

そうサウ【蒼】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動タリ )
  2. 深い青色。緑がかった青い色。また、そのような色であるさま。
    1. [初出の実例]「万事皆如夢、時時仰彼蒼」(出典:菅家後集(903頃)五言自詠)
    2. 「顔色蒼として青く朱唇変じて白唇となり」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉六三)
  3. 頭髪の白いさま。しらがであるさま。
    1. [初出の実例]「齢垂五十、俛焉刻厲、不頭之将一レ蒼。此豈今世之士哉」(出典:宕陰存稿(1867)三・送安井仲平東游序)

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普及版 字通 「蒼」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 13画

(旧字)
14画

[字音] ソウ(サウ)
[字訓] あお・あおい・しげる

[説文解字]
[その他]

[字形] 形声
声符は倉(そう)。〔説文〕一下に「艸の色なり」とあり、水には滄という。蒼蒼とは草木の繁茂する深い青さをいう。

[訓義]
1. あおい、草があおい。
2. しげる。

[古辞書の訓]
名義抄〕蒼 アヲシ・シロシ・ススケタリ 〔立〕 ミドリ・アヲシ・ナモミ・イサギヨシ 〔字鏡集〕 シロシ・アヲシ・ミドリ・ナモミ・ススケタリ

[語系]
tsang、tsongは声近く、は浅い青色をいう。(青)tsyeng、dziengも同系の語。(せい)は(とう)と同じく、その色の美しいことをいう。

[熟語]
蒼靄・蒼鬱・蒼雲・蒼煙・蒼淵・蒼猿蒼華・蒼海・蒼崖・蒼顔蒼穹・蒼極蒼勁蒼頡蒼黔・蒼古蒼皇・蒼黄蒼惶・蒼・蒼黒・蒼山・蒼秀蒼隼・蒼松蒼岑・蒼翠・蒼生・蒼雪・蒼・蒼然・蒼・蒼鼠・蒼蒼・蒼卒・蒼・蒼竹・蒼帝・蒼天・蒼頭・蒼波・蒼・蒼馬・蒼白・蒼髪蒼旻・蒼蒼氓・蒼・蒼・蒼民蒼冥蒼溟蒼蠅蒼巒・蒼涼蒼黎蒼嶺・蒼老
[下接語]
鬱蒼・穹蒼昊蒼・黄蒼・深蒼・青蒼・天蒼・彼蒼・旻蒼・蒼・老蒼

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

デジタル大辞泉プラス 「蒼」の解説

蒼(あお)

第一パンが製造・販売する食パンブランド名。発酵種として、パネトーネとルヴァンの2種を使用。関東地区限定販売。

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