1866年1月、土佐藩の坂本龍馬と中岡慎太郎らの仲介で薩摩藩と長州藩が結んだ軍事同盟。幕府は64年の第1次長州征伐後、領地の削減などを長州に命じたが応じなかったため、66年6月、第2次長州征伐を決行。しかし薩長同盟により戦況は長州が優勢となり、幕府の求心力が大きく低下する原因となった。
更新日:
出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
1866年(慶応2)薩摩藩と長州藩との間で結ばれた軍事同盟。薩長連合ともいう。66年6月5日に第2次長州征伐の総攻撃の命が下ったが,それより先の正月21日には坂本竜馬,中岡慎太郎の熱心な周旋で,薩摩藩の小松帯刀,西郷隆盛と長州藩の桂小五郎(木戸孝允)との代表間で長州再征の対処案6ヵ条が締結された。この同盟案によって薩摩藩は幕府の征長を背後から妨げ,一方長州藩は〈武備恭順〉を唱える高杉晋作や桂らが挙藩奮戦したので幕兵は諸所に敗れ,形勢非なるうちに将軍徳川家茂が大坂城中で没したので,長州と和して9月撤兵した。この第2次長州征伐の失敗で幕威は地に落ち,薩長二大雄藩の盟約は一路倒幕に前進する。
→倒幕運動
執筆者:原口 虎雄
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加