衰残(読み)スイザン

デジタル大辞泉 「衰残」の意味・読み・例文・類語

すい‐ざん【衰残】

すっかり弱り衰えること。「衰残の身」
[類語]末期的弱体化衰弱衰微衰退頓挫衰え減退後退退潮地に落ちる没落落ちぶれるうらぶれる盛り下がる零落凋落ちょうらく転落落魄らくはく淪落堕落末路斜陽成れの果て見る影もない朽ちる消沈衰亡たそがれ失速焼きが回る耄碌もうろくぽんこつ火の車終末大詰め尾羽うち枯らす世も末廃れる衰える寂れる落ち目下火尻すぼまり尻すぼみ廃退下り坂左前不振じり貧どか貧先細り下がり目低落廃る傾く尻下がり尻切れとんぼ竜頭蛇尾孤城落日物寂しいさびしいさみしいうら寂しいこころ寂しいわびしい人恋しい孤愁人懐かしい物恋しい小寂しい哀感寂寥せきりょう寂寞せきばく寂寞じゃくまく索漠落莫らくばく蕭然しょうぜん蕭蕭しょうしょう蕭条しょうじょう蕭殺しょうさつ寥寥りょうりょう徒然つれづれ徒然とぜんすがれるしみじみ萎靡いび愁いさむざむセンチメンタル落日うら悲しいしんみりむせぶ哀愁悲愁憂愁物悲しい衰勢物哀れ物思わしい切ない哀切諦観春愁幽愁秋風索漠愁思秋思愁然孤独盛者必衰やるせない

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精選版 日本国語大辞典 「衰残」の意味・読み・例文・類語

すい‐ざん【衰残】

  1. 〘 名詞 〙 おとろえて弱りはてること。衰散。衰弱。
    1. [初出の実例]「衰残(スイサン)老病を免れ難し」(出典私聚百因縁集(1257)五)
    2. [その他の文献]〔林逋‐西湖孤山寺後舟中写望詩〕

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普及版 字通 「衰残」の読み・字形・画数・意味

【衰残】すいざん

衰えしぼむ。宋・林逋〔西湖孤山寺後、舟中写望す〕詩 拂拂(ふつふつ)たる雲、初めて淡たり たる(ろゐ)、殘す

字通「衰」の項目を見る

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