デジタル大辞泉
「製」の意味・読み・例文・類語
せい【製】
1 つくること。また、つくったもの。
「然るに織機の―、未だその心に満たざれば、…これを改造せんと欲して」〈中村訳・西国立志編〉
2 名詞に付けて用いる。
㋐地名に添えて、そこで作られたことを表す。「フランス製の香水」
㋑材料・手段などを表す。「プラスチック製」「お手製」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
せい【製】
[1] 〘名〙 つくること。また、つくったもの。つくり。こしらえ。〔
和英語林集成(
初版)(1867)〕
※西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二「然に織機の製、未だその心に満ざれば、己の
新意を出し、これを改造せんと欲して」 〔
春秋左伝‐襄公三一年〕
[2] 〘
語素〙 地名や材料を表わす語の下に付けてそこでつくられたもの、それによってつくったものなどの意を表わす。
※
福翁自伝(1899)〈
福沢諭吉〉欧羅巴各国に行く「こんな
弾丸が〈略〉イヤ能く見れば露西亜製
(セイ)のものぢゃ」
せい‐・する【製】
〘他サ変〙 せい・す 〘他サ変〙 ものを作る。こしらえる。製造する。
※
将門記承徳三年点(1099)「斯に自ら製
(セイシ)て謚号
(いみな)を奏し、将門を名づけて
新皇と曰ふ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報