打合せ(読み)ウチアワセ

デジタル大辞泉 「打合せ」の意味・読み・例文・類語

うち‐あわせ〔‐あはせ〕【打(ち)合(わ)せ】

[名](スル)
1 前もって相談すること。下相談。「仕事の打ち合わせをする」
2 衣服の、前身頃まえみごろの重なったりする部分。うちあい。「コートの打ち合わせが浅い」
3 雅楽で、打ち物だけの合奏。
4 地歌や箏曲そうきょくで、同一または類似した旋律を半拍または1拍ずつずらして合奏すること。また、同じ拍数の、別の2曲を合奏すること。
5 能で、両手を大きく左右に広げてから前ではたと打ち合わせる型。
6 物と物とがうまく合うようにすること。似合うこと。
「宮仕の極きまりがてら、すりこぎと聞こへしもとに―の夫婦とはなりける」〈鶉衣・摺鉢伝〉
[類語]会議・審議・会談・会合・ミーティング・会・集会・寄り合い・集まり・座談会・集い・まどい・団欒・討論・討議・謀議・密議・衆議・シンポジウム・ディスカッション・パネルディスカッション・フォーラム・フォーラムディスカッション・ディベート・相談・下相談・談合・示談・話し合い・合議・協議・商議・評議・評定ひょうじょう・鳩首きゅうしゅ・凝議ぎょうぎ・内談・示談・用談・来談・商談・話・額を集める・膝を交える・話し合う・打ち合わせる・諮はかる・計はからう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「打合せ」の意味・わかりやすい解説

打合せ
うちあわせ

地歌,箏曲演奏用語。 (1) 特に手事 (てごと) などにおいて,同一または類似旋律を「本手」と「地」という2部の楽器が,半拍または1拍ずらして合奏するヘテロフォニー的演奏。また,その両者が互いに表間,裏間のいずれかだけを分担したり,あるいは「本手」と「地」の旋律分担を取替えたりするときは,特に「打って違い」という。 (2) 特に地歌三弦曲において,本来異なる曲,または異なる旋律として存在しているものを合奏させる場合に,「打合せ」または「曲違い打合せ」という。「三味線本手」や「手事物」の「段」および箏曲の「段物」などのある一段と別の段とを合奏するときは,「段合せ」という。

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世界大百科事典(旧版)内の打合せの言及

【段合せ】より

…《難波獅子(なにわじし)》《楫枕(かじまくら)》《秋の曲》などの手事の第1段と第2段,《残月(ざんげつ)》の手事の第1段と第2段,第3段と第4段などの段合せがその代表例である。 異なる楽曲を同時演奏することは,〈打合せ〉というが,段合せの演出法を拡大したものともいえる。三味線組歌では,《琉球組》と《千代の恵》,《乱後夜(らんごや)》と《晴嵐(せいらん)》などの例があるが,後代の地歌三弦曲でも,《八千代獅子》と《万歳獅子》,《玉椿》と《袖の雨》などが異曲打合せで行われる。…

※「打合せ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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