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訴訟能力 そしょうのうりょくProzessfähigkeit

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

訴訟能力
そしょうのうりょく
Prozessfähigkeit

(1) 民事訴訟法上,訴訟当事者としてみずから単独で有効に訴訟を追行するのに必要な能力。いかなる者に訴訟能力が認められるかについては,民法その他の法令に準拠して決定される。したがって,制限行為能力者未成年者成年被後見人被保佐人,被補助人)は訴訟能力を制限される。これに対して,行為能力者は完全な訴訟能力を有するが,意思能力を欠く状態でしたものは訴訟行為として取り扱われない。訴訟能力のない者の行なった訴訟行為に基づいてなされた判決は,上訴,再審によって取り消される。
(2) 刑事訴訟法には直接の明文はないが,法人については代表者が訴訟行為を行ない,意思無能力のときは法定代理人が代理し,被告人心神喪失の状態にあるときは公判手続を停止するから,意思能力を訴訟能力と解すべきである。

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世界大百科事典 第2版の解説

そしょうのうりょく【訴訟能力 Prozessfähigkeit[ドイツ]】


[民事訴訟法]
 訴訟当事者がみずから有効に訴訟行為をし,またこれを受領する能力をいう。訴訟能力は,民事訴訟法に特別の定めのある場合を除き民法その他の法令に従う(民事訴訟法28条)。したがって行為能力者はすべて訴訟能力者である。未成年者(婚姻によって成年に達したとみなされる者を除く)および禁治産者は,原則として訴訟無能力者である。例外的に,未成年者が独立して法律行為をすることができる場合(民法6条1項,商法6条,労働基準法58条,59条)だけは,その関係の訴訟に関する限度で訴訟能力が認められる(民事訴訟法31条但書)。

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大辞林 第三版の解説

そしょうのうりょく【訴訟能力】

訴訟当事者として独立して訴訟行為をなし、また訴訟行為を受けるのに必要な能力。

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