鏑木 清方(読み)カブラキ キヨカタ

20世紀日本人名事典 「鏑木 清方」の解説

鏑木 清方
カブラキ キヨカタ

明治〜昭和期の日本画家



生年
明治11(1878)年8月21日

没年
昭和47(1972)年3月2日

出生地
東京府神田区佐久間町(現・東京都千代田区)

本名
鏑木 健一

旧姓(旧名)
条野

学歴〔年〕
東京英語学校〔明治25年〕中退

主な受賞名〔年〕
文展特選〔大正6年〕「黒髪」,帝国美術院賞〔昭和3年〕「築地明石町」,文化勲章〔昭和29年〕

経歴
明治24年13歳で浮世絵の水野年方に入門。28年母方の家督を継ぎ鏑木姓となる。新聞、雑誌に挿絵を描き、34年同志と烏合会を結成。35年烏合会に「一葉女史の墓」を出品。大正5年結城素明、松岡映丘らと金鈴社を結成。6年第1回文展に「黒髪」を出品、特選となり、第12回文展に「ためさるゝ日」を出品、以後推薦となる。帝展審査員、帝国美術院会員、帝室技芸員となり、昭和29年文化勲章を受章した。江戸の名残り濃い明治の東京の庶民生活を写した風俗画が得意。「築地明石町」「三遊亭円朝像」などが代表作。文筆にも長じ自叙伝「こしかたの記」(正続)「鏑木清方文集」(全8巻)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「鏑木 清方」の解説

鏑木 清方 (かぶらぎ きよかた)

生年月日:1878年8月31日
明治時代-昭和時代の日本画家
1972年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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