日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 フォンタナ(Domenico Fontana)ふぉんたなDomenico Fontana(1543―1607) イタリアの建築家。ルガノ湖に近いメリデ出身であるが、1563年ごろからローマに定住して教皇シクストゥス5世の知遇を得た。教皇庁と深い関係のあるパラッツォ・デル・ラテラーノ(1586)が代表作であるが、ジャコモ・デッラ・ポルタによるサン・ピエトロ大聖堂の円蓋(えんがい)架構(1586~90)には技術家として協力、92年にはナポリに移住し、同地で没した。[濱谷勝也] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例