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PM2.5 ぴーえむにーてんご Particulate Matter 2.5

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知恵蔵miniの解説

PM2.5

粒子状物質のうち、粒径が2.5マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以下のもの。微小粒子状物質という呼び方もある。ディーゼル車などから直接排出される「1次粒子」と、大気中での光化学反応などによって、窒素酸化物などのガス成分から作られる「2次粒子」に分類される。粒が小さいため肺の奥深くまで入り込みやすく、ぜんそく肺がんなどのほか、不整脈心臓発作、花粉症など循環器への影響も指摘されている。大気汚染の原因物質とされている浮遊粒子状物質(SPM)は、環境基準として「大気中に浮遊する粒子状物質であってその粒径が 10マイクロメートル以下のものをいう」と定められているが、それよりもはるかに小さい。2012年10月、東京近郊で発生した排ガスなど汚染物質微粒子が光化学反応を起こしてPM2.5などの微小粒子状物質が生成され、南風で運ばれた結果、北関東で高濃度になっていることが国立環境研究所の研究チームによる分析で分かった。

(2012-10-26)

出典|(株)朝日新聞出版発行
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

PM2.5

大気を漂う粒子状の物質で、大きさ(粒径)が2.5マイクロメートル以下のもの。吸い込むと肺の奥まで入りやすく、肺がんやぜんそくを引き起こす危険性がある。自動車の排ガスや工場のばい煙などから発生する。

(2013-04-04 朝日新聞 朝刊 1社会)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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百科事典マイペディアの解説

PM2.5【ピーエムにてんご】

大気中に浮遊している微小粒子物質。2.5μm(1μmは1mmの千分の1)以下の小さな粒子のこと。非常に小さいため,肺の奥深くまで入りやすく,肺がんなど呼吸器系への影響に加え,循環器系の疾患をもたらす可能性が高く,影響が懸念されている。
→関連項目煙霧スモッグ都市公害

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

PM2.5
ぴーえむにーてんご

粒径2.5マイクロメートル以下の非常に微細な物質。PMはparticulate matterの略で、微粒子と訳される。スーパーPM、微小粒子状物質ともいう。火山灰森林火災時に発生する自然由来のものに加え、石炭火力、あるいは自動車の排気ガスなどに含まれ、大気汚染の原因物質となる。その主体は硫酸塩であり、石炭やガソリンを燃やすと発生する二酸化硫黄(いおう)が空気中で酸化することで生成される。ほかに亜鉛、銅、スズなどの重金属も含まれている。こうした物質を一定量以上吸引すると、気管支を通過し肺の奥まで入って付着し外部に排出できないため、喘息(ぜんそく)、気管支炎、肺癌(はいがん)をはじめとする呼吸系・循環器系の疾患をもたらすことがわかっている。日本では、1973年(昭和48)に環境基準を定め、大気中に浮遊する粒径10マイクロメートル以下のPM10については排出を規制してきたが、2009年(平成21)にはPM2.5に対して、より厳しい環境基準(1日平均、1立方メートル当り35マイクログラムまで)を設定した。中国ではその基準がゆるく、石炭火力や自動車の排気ガスから大量のPM2.5が発生することが知られている。2013年、中国で発生したPM2.5が、偏西風の影響が強くなる1月~3月にかけて日本に飛来、各地で日本の環境基準を超える値を観測した。とくに九州地方でその影響が大きい。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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