しち‐けん【七賢】
(古く「しちげん」とも)
[1] 〘名〙
① 仏語。小乗の声聞(しょうもん)の修行階位で、見道以前の凡夫位。三賢位と四善根位とを合わせたもの。
※正法眼蔵(1231‐53)道得「七聖十聖の境界にあらず、三賢七賢の覰見(ちょけん)にあらず」
[2]
[一] 「
論語‐微子」に
逸民としてあげられた中国春秋時代の
伯夷・叔斉・虞仲・夷逸・朱張・
柳下恵・少連。七賢人。〔書言字考節用集(1717)〕
[二] 中国晉代の
嵆康(けいこう)・
阮籍(げんせき)・
阮咸(げんかん)・向秀
(しょうしゅう)・
劉伶(りゅうれい)・
山濤(さんとう)・王戎
(おうじゅう)。
竹林の七賢。七賢人。
七子。
※江吏部集(1010‐11頃)中・閑伴唯琴酒「遮莫諠諠名利士、七賢之外有
二匡衡
一」 〔
世説新語‐任誕〕
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デジタル大辞泉
「七賢」の意味・読み・例文・類語
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しちけん【七賢】
山梨の日本酒。酒名は、天保6年(1835)に信州高遠城主・内藤駿河守より「竹林の七賢人」の欄間を贈られたことにちなみ命名。「甲州本造り」は常温や燗に向くやや辛口の本醸造酒。ほかに純米大吟醸酒、大吟醸酒、純米吟醸酒、吟醸酒、純米酒などをそろえる。平成7、12、19、21、23、25、26年度全国新酒鑑評会で金賞受賞。原料米は美山錦、五百万石など。仕込み水は南アルプス甲斐駒ヶ岳の伏流水。蔵元の「山梨銘醸」は寛延3年(1750)創業。所在地は北杜市白州町台ヶ原。
出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報
七賢(しちけん)
山梨県、山梨銘醸株式会社の製造する日本酒。純米大吟醸酒「大中屋(おおなかや)」「絹の味」などがある。全国新酒鑑評会で金賞の受賞歴がある。
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普及版 字通
「七賢」の読み・字形・画数・意味
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