デジタル大辞泉
「力士」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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りき‐し【力士】
- 〘 名詞 〙 ( 古くは「りきじ」 )
- ① 力の強い人。勇者。
- [初出の実例]「長者の家を守る一人の力士有」(出典:今昔物語集(1120頃か)二)
- 「数万のりきじ鬼王を集めて、東西南北、遠国近国の王城に、おしよせおしよせからめとり」(出典:曾我物語(南北朝頃)七)
- [その他の文献]〔史記‐陳丞相世家〕
- ② 相撲取り。力者。《 季語・秋 》 〔和漢三才図会(1712)〕
- ③ ( 「金剛力士」の略 ) 手に金剛杵(こんごうしょ)または金剛杖などを持つ菩薩の総称。仁王(におう)。金剛手。
- [初出の実例]「力士壱面」(出典:法隆寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年(747))
- ④ =りきしゃ(力者)①
- [初出の実例]「及レ昏召二等持力士一」(出典:空華日用工夫略集‐康暦二年(1380)一〇月一六日)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「力士」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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力士
りきし
相撲取のこと。 1300年前の飛鳥時代に渡来した経本の訳語にあり,仏教から出た仏の守護神金剛力士にちなむ「力士」の文字はよく用いられていたが,当時は勇士,壮士,健児 (ちからびと) などの広い意味をもち,相撲を取る人々は相撲人 (すまいびと) といった。江戸時代初期には「相撲の取手」,略して「相撲取」といい,中期の頃職業相撲が大名に抱えられて士分格に取り立てられるようになってから「力士」が一般にも使われるようになり,元禄時代の勧進相撲の隆盛期には「 (大名は) 相撲を好み,力士を多く抱え置き」と文書に出てくる。『和漢三才図会』 (1712) の相撲の項目にも力士の文字がみえ,江戸時代から,相撲取と力士が併用された。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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りきし【力士】
埼玉の日本酒。酒名は、唐の詩仙、李白の詩の一節に由来。大吟醸酒「不知不識(しらずしらず)」は平成18、19、21年度全国新酒鑑評会で金賞受賞。創業者の名を冠した「釜屋新八」、2代目を冠した「釜屋久左衛門」は純米酒。ほかに純米大吟醸酒、本醸造酒、普通酒などがある。原料米は山田錦、美山錦など。仕込み水は利根川の伏流水。蔵元の「釜屋」は寛延元年(1748)創業。所在地は加須市騎西。
出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報
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力士
埼玉県、株式会社釜屋の製造する日本酒。全国新酒鑑評会で金賞の受賞歴がある。
出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
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世界大百科事典(旧版)内の力士の言及
【醜名】より
…力士の名のり。平安末期の《類聚名義抄》には〈シコナ,イミナ〉とあり,あだ名のことで,自分の名の謙称である。…
【伎楽】より
…5人の女が立っているところへ崑崙の舞人2人が登場して5女のうち2女に懸想するしぐさをする。(7)《力士》 壱越調。《まらふりまい》ともいう。…
※「力士」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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