塩水またはブラインbrineともいう。海水を濃縮して塩類、とくに食塩濃度がかなり高くなっている溶液をいう。また天然に存在する濃い塩類水溶液、たとえば油田から出る石油鹹水や、天然ガスに伴って地下からくみ上げられる地下鹹水などもあり、これら天然に産するものを天然鹹水といっている。これに対して、食品工業などに用いられる、塩類を水に溶かしてつくったものを人工鹹水といい、梘水(かんすい)の字があてられている。梘水には主として炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、リン酸塩などが含まれている。日本では一般に、海水または鹹水に操作を加えた液体で、その含有固形物中に塩化ナトリウムを50%以上含有し、15℃における比重がボーメ度5度以上のものをいう。天然鹹水、とくに地下鹹水中にはヨウ素および臭素が含まれていることが多く、日本では房総半島と新潟地方がよく知られており、これからヨウ素を採取している。
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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
1 多数の語を集録し、一定の順序に配列して一つの集合体として、個々の語の意味・用法、またはその示す内容について記したもの。語のほかに接辞や連語・諺なども収める。また、語の表記単位である文字、特に漢字を...