デカリン デカリン decalin
- 化学辞典 第2版
- decahydronaphthalene.C10H18(138.24).二環性の脂肪族炭化水素.シスおよびトランスの異性体が知られている.高圧下に白金触媒を用いてナフタレン…
1,2-ジクロロエタン ジクロロエタン 1,2-dichloroethane
- 化学辞典 第2版
- C2H4Cl2(98.96).CH2ClCH2Cl.塩化エチレン,二塩化エチレンともいう.EDCと略記する.脂肪族ハロゲン化炭化水素の一つ.異性体として1,1-ジクロロエ…
脱酸剤 だっさんざい deoxidizing flux
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 溶融金属 (溶湯) に添加して酸素を除去する造滓溶剤。溶湯には多くの気体元素が溶け込むが,なかでも酸素は金属酸化物となって凝固後まで残り,金属…
フタル酸エステル ふたるさんえすてる phthalate ester
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- フタル酸と種々のアルコールとの縮合により生ずるエステルの総称。アルコールが一方のカルボキシ基-COOHだけと縮合している酸性エステルと、両方のカ…
シェル・オイル Shell Oil Company
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アメリカ合衆国の総合石油会社。ロイヤル・ダッチ・シェル・グループが約 60%の株式を所有するアメリカの子会社として,グループと同グループのユニ…
エルゴステロール エルゴステロール ergosterol
- 化学辞典 第2版
- C28H44O(396.66).プロビタミン D2 ともいう.かび類のおもなステロール.酵母からアルカリでけん化,溶剤抽出により約6% 得られる.結晶.融点165 …
ニトロセルロース火薬 ニトロセルロースカヤク nitrocellulose powder
- 化学辞典 第2版
- 無煙火薬の一種で,ニトロセルロースを基剤とする火薬をニトロセルロース火薬,またはシングルベース火薬という.ニトロセルロースをアセトン,エー…
エピクロロヒドリン エピクロロヒドリン epichlorohydrin
- 化学辞典 第2版
- 1,2-epoxy-3-chloropropane.C3H5ClO(92.52).ラセミ体のものが知られている.グリセリンから得られるα,γ-ジクロロヒドリン,またはプロピレンから得…
アビエチン酸 あびえちんさん abietic acid
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 三環式ジテルペンに属するカルボン酸でロジンの主成分として存在している。マツ科植物の樹幹を傷つけると樹液を分泌し、しだいに固化して樹脂(オレ…
ヘプタン ヘプタン heptane
- 化学辞典 第2版
- C7H16(100.20).CH3(CH2)5CH3.炭素数7のアルカンには9種類の異性体が存在する.これら異性体の総称として用いられる場合もあるが,そのうち直鎖状の…
ジクロロエタン じくろろえたん dichloroethane
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- エタンの塩素二置換体。1,2-ジクロロエタン(塩化エチレン、二塩化エチレン)と1,1-ジクロロエタン(塩化エチリデン)の2種の異性体がある。前者はED…
プラスチック印刷 プラスチックいんさつ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- プラスチックのフィルムやシート,あるいはチューブ,缶,瓶などに施す印刷。おもに商品の商標や宣伝文などを印刷するもので,それぞれの商品価値を…
ガソリン がそりん gasoline
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 比較的低沸点の炭化水素組成をもつ石油製品。沸点範囲は約25~200℃で、おもにガソリンエンジン(火花点火機関)の燃料となる。一部は溶剤として用い…
ジメチルエーテル ジメチルエーテル dimethyl ether
- 化学辞典 第2版
- C2H6O(46.07).CH3OCH3.メチルエーテルともいう.脂肪族エーテル類のもっとも簡単なもの.製法は,実験室的には,メタノールに硫酸を加えて加熱する…
デカン デカン decane
- 化学辞典 第2版
- C10H22(142.29).CH3(CH2)8CH3.脂肪族飽和炭化水素,アルカンの一つ.炭素数10のアルカンには,現在までに物理定数の知られている構造異性体が75存…
ガス状汚染物 ガスじょうおせんぶつ gaseous contaminants
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 大気汚染物質のなかで,ガス状のものをいう。一酸化炭素,炭化水素,硫黄酸化物,窒素酸化物,オゾンなどのオキシダントで,これらは多少なりとも,…
制御風速 せいぎょふうそく control velocity
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 労働環境において,有害物の発散を防ぐために設けられている局所排気装置を動かしたとき,その目的を達成するために必要な風速をいう。局所排気装置…
アクリロニトリル アクリロニトリル acrylonitrile
- 化学辞典 第2版
- C3H3N(53.06).CH2=CHCN.工業的に,初期にはアセチレンと青酸の反応で合成されたが,ソハイオ法の出現以来,すべてプロペンのアンモ酸化反応によっ…
テルミット溶接 テルミットようせつ thermit welding
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- テルミット法と同原理で,テルミットの酸化による高熱を利用して溶接する技術。次の2つの方法がある。 (1) 加圧溶接 接合材の突合せ部分にテルミッ…
クリンカー くりんかー clinker
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 溶融または部分的に溶融あるいは半溶融状態になった塊で、焼塊(しょうかい)ともいう。たとえば次のようである。(1)燃料の燃焼によって窯の中に残った…
ポリ(ヘキサメチレン=アジポアミド) ポリヘキサメチレンアジポアミド poly(hexamethylene adipamide)
- 化学辞典 第2版
- ナイロン66ともいう.溶融重縮合,溶液重縮合,界面重縮合のいずれの方法によっても合成できるが,工業的には主として溶融重縮合によっている.アジ…
溶液紡糸 ヨウエキボウシ solution spinning
- 化学辞典 第2版
- 高分子を適当な溶剤で溶かし,紡糸口金から押し出して繊維を形成する方法で,紡糸口金から吐出後の処理の違いで,湿式紡糸と乾式紡糸に大別される.…
ピネン pinene
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 C10H16 。モノテルペンの一種。3種の異性体が存在する。 (1) α-ピネン テレビン油の主成分で特異な臭いをもつ液体。光学異性体がある。D体は…
フタル酸 ふたるさん phthalic acid
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 芳香族ジカルボン酸の一つ。o(オルト)-ベンゼンジカルボン酸ともいう。古くはナフタレンの誘導体と考えられ、ナフタリン酸とよばれたこともある。 …
1H-トリアゾール トリアゾール 1H-triazole
- 化学辞典 第2版
- C2H3N3(69.07).N原子3個とC原子2個からなる複素五員環をいう.2種類の異性体が知られている.【Ⅰ】1,2,3-トリアゾール(1,2,3-triazole):アセチレン…
潤滑油 じゅんかつゆ lubricating oil
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 潤滑剤のなかで液状のものをいう。二つの物体が互いに接触して運動するとき、その運動を妨げようとする抵抗が摩擦である。この摩擦の力を減少させ、…
石炭液化 セキタンエキカ coal liquefaction
- 化学辞典 第2版
- 石炭を高圧の水素中で加熱して燃料油を得る方法.石炭ガス化で生成する合成ガスを原料とする間接液化と区別し,直接液化ともいう.原料には,褐炭,…
アセト酢酸エチル あせとさくさんえちる ethyl acetoacetate
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アセト酢酸とエタノール(エチルアルコール)のエステル。 酢酸エチルに金属ナトリウムを反応させると得られるが、工業的にはジケテンとエタノール…
メタノール メタノール methanol
- 化学辞典 第2版
- CH4O(32.04).CH3OH.メチルアルコールともいう.木材乾留液から分離されたので木精とよばれたが,現在では,一酸化炭素と水素の混合物(合成ガス)を…
1,2,3,4,5,6-ヘキサクロロシクロヘキサン ヘキサクロロシクロヘキサン 1,2,3,4,5,6-hexachlorocyclohexane
- 化学辞典 第2版
- C6H6Cl6(290.83).略称BHC.ベンゼンヘキサクロリドともいう.紫外線またはアルカリの存在下で,ベンゼンに塩素を付加させてつくる.理論上8種類の異…
アセトンブタノール発酵 (アセトンブタノールはっこう) acetone-butanol fermentation
- 改訂新版 世界大百科事典
- 嫌気性細菌の1種であるクロストリディウム属のClostridium butyricum,C.acetobutylicumなどにより糖質からブタノール,アセトンなどを生成する発酵…
フルフラール ふるふらーる furfural
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 複素環式アルデヒドの一つ。2-フランカルバルデヒド、α(アルファ)-フルアルデヒドなどともよばれる。フーゼル油をはじめ、いくつかの精油中に含まれ…
無機顔料 むきがんりょう inorganic pigment
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 鉱物性顔料ともいう。化学的に無機質の顔料のこと。天然鉱物のまま,またはこれを加工,粉砕してつくるものと,亜鉛,チタン,鉛,鉄,銅,クロムな…
トルエン とるえん toluene
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 代表的な芳香族炭化水素の一つ。トルオール、メチルベンゼンともいう。脂肪族と芳香族の性質をもつ化合物のなかで、もっとも簡単な構造である。 特…
酢酸エステル (さくさんエステル) acetic ester
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 酢酸エチルethyl acetate 酢酸イソアミルisoamyle acetate 酢酸ビニルvinyl acetate酢酸とアルコールROHから生成するエステルCH3COOR…
ソーダ工業 ソーダこうぎょう soda products industry
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- カセイソーダ,ソーダ灰,塩素,塩酸,水素などを製造する化学工業の一分野。アルカリ工業とも呼ばれる。製造法には塩,アンモニア,石灰石,コーク…
アクリル繊維 アクリルせんい acrylic fibre
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アクリロニトリルを主原料とした単重合体または共重合体の合成繊維の総称。共重合する酢酸ビニル・塩化ビニルなどの比率によって繊維の性質が異なる…
断熱反応操作 ダンネツハンノウソウサ adiabatic reaction process
- 化学辞典 第2版
- 化学反応器の温度を制御する操作の一つで,外部とは完全に断熱され,反応熱はそのまま反応流体の温度変化となる.反応装置では,温度が適当な操作範…
ラテックス latex
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ゴムのコロイド状水分散物をいう。天然ゴムラテックスはゴム樹の樹皮を傷つけて流出する乳液である。採集したラテックスはゴム分約 30~40%であるた…
アセタール あせたーる acetal
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 同一炭素原子が2個のエーテル結合をしたような構造をもつ化合物(アセタール類)の総称として用いられる場合と、アセトアルデヒドのジエチルアセター…
フルフラール furfural
- 改訂新版 世界大百科事典
- フラン環をもつアルデヒドで,α-フランアルデヒドに相当する。フルフルアルデヒドともいう。特有なにおいをもつ無色の液体。融点-38.7℃,沸点161.7℃…
キシレン xylene
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 C6H4(CH3)2 。ジメチルベンゼン,キシロールともいう。最初に木タールから,次いで石炭タールから見つかった。現在では石油あるいは石油改質…
向精神薬 こうせいしんやく psychotropic drugs; psychoactive drugs
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 精神状態に作用する薬物。狭義には精神治療薬のことをいうが,正確には精神異常発現薬 (サイケデリック剤) やアルコールなども含まれる。精神治療薬…
ラッカー lacquer
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 性質 種類,用途塗料と同義語であるが,広義には,セルロース誘導体を主体とし,これに樹脂,可塑剤,顔料,溶剤等を加えて作られる揮発…
酢酸エチル さくさんえちる ethyl acetate
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 代表的なエステルで、天然にはパイナップルなどの果実中に存在し、その香気の成分となっている。ワインや日本酒にも微量含まれている。酢酸とエタノ…
デカリン decalin
- 改訂新版 世界大百科事典
- 脂環式炭化水素の一つ。デカヒドロナフタレンの略称。テトラリンの接触水素化によって得られ,シスおよびトランスの二つの異性体が存在する。 シス-…
プロパンジオール プロパンジオール propanediol
- 化学辞典 第2版
- C3H8O2(76.09).プロパンの二価アルコールで,2種類の位置異性体がある.【Ⅰ】1,2-プロパンジオール:HOCH2CH(OH)CH3.プロピレングリコールともいう…
速乾性インキ (そっかんせいインキ) high speed drying ink
- 改訂新版 世界大百科事典
- 印刷直後,きわめて短い時間で乾燥するインキに対する総称。ただし溶剤蒸発による乾燥を利用したものは含めないのが通例である。1970年代に,アクリ…
洗濯【せんたく】
- 百科事典マイペディア
- 衣料その他の繊維製品のよごれを除くこと。水にセッケン,合成洗剤などの各種洗剤を用いて行うランドリーと,揮発性溶剤を用いるドライクリーニング…
鑞付 (ろうづけ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 溶接方法の一種。鑞接ともいう。接合しようとする金属(母材という)の間に母材より融点の低い金属を溶融して流し込み,母材表面との付着力を利用し…