「化合物」の検索結果

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チアントール ちあんとーる thianthol

日本大百科全書(ニッポニカ)
皮膚寄生虫などの除去に用いられる薬剤で、硫黄(いおう)の化合物。1919年にドイツのバイエル社で創製された。古くから疥癬(かいせん)の治療に外用で…

イソオクタン いそおくたん isooctane

日本大百科全書(ニッポニカ)
炭素数8個の飽和炭化水素のうち、直鎖状のものをn-オクタンといい、枝分れしたものをイソオクタンとよぶが、燃料分野ではとくに2,2,4-トリメチルペン…

塩化ベンゾイル えんかべんぞいる benzoyl chloride

日本大百科全書(ニッポニカ)
カルボン酸塩化物の一つ。刺激臭のある無色液体。 安息香酸と塩化チオニルとの反応、または(トリクロロメチル)ベンゼン(α,α,α-トリクロロトルエ…

アダムズ(Roger Adams) あだむず Roger Adams (1889―1971)

日本大百科全書(ニッポニカ)
アメリカの有機化学者。1月2日ボストンに生まれる。ハーバード大学を卒業(1909)、同大学で博士号を取得(1912)、ベルリン大学およびカイザー・ウ…

無水マレイン酸 むすいまれいんさん maleic anhydride

日本大百科全書(ニッポニカ)
酸無水物の一つ。ベンゼンを気相で酸化すると得られ、工業的にも酸化バナジウムまたは酸化モリブデンを触媒としてベンゼンを空気酸化して製造してい…

ポリフェノール polyphenol

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
分子内に複数のフェノール性水酸基が結合したベンゼン環をもつ有機化合物の総称。多価フェノールともいう。必須アミノ酸の一つで,フェニルアラニン…

メチオニン発酵 メチオニンはっこう methionine fermentation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
硫黄を含んだ必須アミノ酸であるL-メチオニンを微生物を用いて生産する方法。栄養上メチオニンは DL型もL型も差異がないので,化学合成された DL-メ…

エタノールアミン ethanolamine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
β-アミノエチルアルコール,アミノエチルアルコール,コラミンともいう。化学式 H2NCH2CH2OH 。エチレンオキシドとアンモニアとの反応によって得られ…

塩 えん salt

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
酸に含まれている1つ以上の解離しうる水素イオンを,金属イオンやアンモニウムイオンなどの陽イオンで置換した化合物の総称。 ZnSO4 のように酸の水…

ジボラン diborane

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
化学式 B2H6 。化学的に活発な,揮発性の水素化ホウ素 (ボラン ) の1つ。これらは 1912~36年に A.ストックらによって合成された。ジボランは高級水…

グルコン酸 グルコンさん gluconic acid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
グルコースを酸化するとき最初に生成する物質。グルコースのアルデヒド基がカルボキシル基となったもの。化学式 C6H12O7 。D体,L体,DL体が知られて…

ホウ素 ホウそ boron

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
元素記号B,原子番号5,原子量 10.811。周期表 13族に属する。主要鉱石はホウ砂,カーン石,コールマン石などがある。火成岩中に広く分布し,地殻の…

TMAO ティーエムエーオー

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
トリメチルアミンオキサイド trimethylamine oxideの略称。分子式は (CH3)3NO 。海産動物の体内に広く分布していて,ことにサメなど軟骨魚類の多くの…

熱電冷却 ねつでんれいきゃく thermoelectric refrigeration

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ペルチエ効果を利用して冷却を行う方式。一般の金属では熱電能が小さいが,半導体材料では熱電能が大きく,大きな吸熱効果が得られるので,半導体の…

坂口反応 サカグチハンノウ Sakaguchi's reaction

化学辞典 第2版
アルギニンなどのグアニジノ基をもつ化合物の鋭敏な呈色反応.坂口昌洋(1925年)により考案された.少量の検体水溶液に5% 水酸化ナトリウム水溶液を…

テルフェニル テルフェニル terphenyl

化学辞典 第2版
diphenylbenzene.C18H14(230.30).ベンゼンが3分子脱水素結合した化合物の総称.結合の位置によりo-,m-,p-テルフェニルとよばれる.融点o-体:58…

媒染 バイセン mordanting

化学辞典 第2版
ある繊維を直接染着性のない染料で染色する場合,あらかじめ適当な薬剤(媒染剤)でその繊維を処理して,染色を可能にする染法.(1)セルロース繊維の塩…

テトラジン テトラジン tetrazine

化学辞典 第2版
C2H2N4(82.07).N原子4個とC原子2個からなる複素六員環の名称.(a)~(c)の3種類の異性体が考えられるが,このうち(c)の骨格をもつ化合物は知られてい…

n型半導体 エヌガタハンドウタイ n-type semiconductor

化学辞典 第2版
電気伝導にあずかる多数キャリヤーが電子である半導体をいう.この電子の大部分は,室温において不純物や格子欠陥によるドナーから生じたものである…

化学ルミネセンス カガクルミネセンス chemiluminescence

化学辞典 第2版
化学発光ともいう.ルミネセンスの一種で,化学反応に伴って起こる発光現象.黄リンの緩慢燃焼の発光などは古くから知られている.代表的な例はルミ…

電子捕そく剤 デンシホソクザイ electron scavenger

化学辞典 第2版
たとえば,放射線化学において,反応に対する電子の寄与を調べる目的で,反応系に加えられる物質をいう.反応系の電子を捕そくして負イオンにするこ…

チタノシリケート チタノシリケート titanosilicate

化学辞典 第2版
略称TS.メタロシリケートの一種で,ゼオライトのアルミニウムのかわりにチタン原子を骨格に組み込んだ結晶性チタノケイ酸塩のことをいう.ZSM-5型ゼ…

アレロパシー アレロパシー allelopathy

化学辞典 第2版
他感作用あるいは遠隔作用ともいう.種々の生物が共存する自然界では,ある生物がほかの生物に対して影響を与えている場合がある.この生物間の影響…

シクロトリメチレントリニトロアミン シクロトリメチレントリニトロアミン cyclotrimethylenetrinitramine

化学辞典 第2版
hexahydro-1,3,5-trinitro-1,3,5-triazine.C3H6N6O6(222.12).ヘキソーゲンともいう.ヘキサメチレンテトラミンを多量の硝酸で処理すると得られる.…

レーン Lehn, Jean-Marie

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1939.9.30. フランス,ロースハイムフランスの化学者。 1963年ストラスブール大学で博士号を取得,70年同地のルイ・パスツール大学教授,79年パ…

ほうてい‐しき(ハウテイ‥)【方程式】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [英語] equation の訳語 )① 未知数の値を求めるために、その満たすべき条件を等式の形に表わしたもの。未知数の値をその方程式の根(こ…

しょう‐のう(シャウナウ)【樟脳】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 テルペン系ケトン化合物の一つ。化学式 C10H16O 無色透明、板状結晶。クスノキの材片を水蒸気蒸留してつくる。特異な芳香がある。有機溶…

酸化白金 サンカハッキン platinum oxide

化学辞典 第2版
【Ⅰ】酸化白金(Ⅱ):PtO(211.08).一酸化白金ともいう.灰黒色の粉末.密度14.9 g cm-3.560 ℃ より分解をはじめる.亜硫酸,王水に溶ける.[CAS 120…

四塩化ケイ素 シエンカケイソ silicon tetrachloride

化学辞典 第2版
SiCl4(169.90).塩素を無定形ケイ素と加熱するか,二酸化ケイ素をマグネシウムまたは炭素と加熱して塩素を通すか,四塩化炭素蒸気を加熱した二酸化ケ…

organic

英和 用語・用例辞典
(形)有機的な 有機物の 生物の 組織的な 有機栽培の 有機農法の 無農薬の 自然の 器官の (身体の器官を冒す)器質性の 本質的な 基本的な 生来の オー…

希土類元素 きどるいげんそ rare-earth element

日本大百科全書(ニッポニカ)
周期表第3族のスカンジウム、イットリウム、および原子番号57~71のランタノイドの15元素をあわせた17元素の総称。スカンジウムとイットリウムを除い…

塩基性酸化物【えんきせいさんかぶつ】

百科事典マイペディア
水と反応して塩基となり,酸と反応して塩(えん)となる酸化物。一般に金属の酸化物(Na2O,CaOなど)は塩基性酸化物。→関連項目酸化物|両性酸化物

まがい‐もの(まがひ‥)【紛物・擬物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 よく似せて作ったもの。にせもの。まがい。[初出の実例]「明和の頃より安永天明の頃、八丈の変りじま、上田八丈。紬八丈のまがひ物」(出…

酸化・還元 (さんかかんげん)

改訂新版 世界大百科事典
狭義の定義として,物質が酸素と結合することを酸化oxidationといい,酸化物が酸素を失うことを還元reductionという。たとえば,銅Cuを空気中で加熱…

Verbindung

ポケットプログレッシブ独和・和独辞典(独和の部)
[フェアビンドゥング] [女] (―/―en)❶ ([英] connection)結合, 連結, 結びつき; 接続; (人との)交流, 連絡, 関係; コネ, 縁故; (物事との…

ものなれ‐よ・る【物馴寄】

精選版 日本国語大辞典
〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 物なれて近くに寄る。なれ親しんで寄る。なじむ。[初出の実例]「いとあしかるべきことと思ひ知りて、物なれよる事もなか…

ぬいさし‐もの(ぬひさし‥)【縫止物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 縫いかけて、中途でやめておいたもの。縫いかけのもの。[初出の実例]「いかにぞ、よべのぬひさし物は」(出典:落窪物語(10C後)一)

冶金炉 (やきんろ)

改訂新版 世界大百科事典
冶金で使われる炉で,製錬する炉,溶解炉および加熱炉に大別される。金属の製錬には乾式法と湿式法とがあるが,高温で行われるのは乾式製錬であり,…

赤松 秀雄 アカマツ ヒデオ

20世紀日本人名事典
昭和期の物理化学者 東京大学名誉教授。 生年明治43(1910)年12月27日 没年昭和63(1988)年1月8日 出生地愛媛県 学歴〔年〕東京帝国大学理学部化学科…

抗原【こうげん】

百科事典マイペディア
動物体内に侵入し刺激することにより,特異的に反応するタンパク質すなわち抗体を産生させたり,細胞性免疫を発動させる物質。毒素,微生物,細胞,…

スラグウール slag wool

改訂新版 世界大百科事典
鉄などの金属を製錬する際生成する非金属化合物残渣(スラグ)が二酸化ケイ素(シリカ)SiO2と酸化カルシウムCaOを主成分とするものであることに着目…

シアン化水素酸 しあんかすいそさん hydrocyanic acid

日本大百科全書(ニッポニカ)
シアン化水素の水溶液。俗称青酸。ヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸カリウムK4[Fe(CN)6]を希硫酸とともに蒸留する。きわめて弱い酸で、シアン化カリウムの水溶液…

塩化バリウム えんかばりうむ barium chloride

日本大百科全書(ニッポニカ)
バリウムと塩素の化合物。以前は重晶石(硫酸バリウム)を塩化カルシウムと溶融して製造していたが、現在では硫化バリウム溶液と塩酸との反応によっ…

カルコゲナイドガラス chalcogenide glass

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
語源のカルコゲンとは,周期表 16族の酸素族元素,酸素O,イオウS,セレン Se ,テルル Te ,ポロニウム Po の5元素の総称。これらの化合物から成る…

アデノシン誘導体の血圧降下作用 アデノシンゆうどうたいのけつあつこうかさよう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
アデノシンの2位にオクチニル基を導入した化合物である2-オクチニルアデノシンは,従来のカルシウム拮抗剤などよりはるかに強い血圧降下作用を示すほ…

炭化ケイ素繊維 たんかけいそせんい silicon carbide fibre

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
四塩化ケイ素と炭化水素または四塩化炭素とを,あるいは有機ケイ素化合物を 1300~1600℃の温度範囲で気相分解することによって得られる直径 10μ程度…

窒素固定菌 ちっそこていきん free nitrogen fixation bacteria

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
土壌または水中に生活し空気中の窒素ガスをとって有機窒素化合物を合成する能力のある細菌類の総称。遊離窒素固定菌ともいう。そのうちマメ科植物の…

シンノリン シンノリン cinnoline

化学辞典 第2版
1,2-benzodiazine.benzo[c]pyridazine.C8H6N2(130.15).1,2-ジアジンのベンゼン縮合ヘテロ芳香族化合物.4-カルボン酸の脱炭酸や4-クロロ体の還元…

亜硝酸イソペンチル アショウサンイソペンチル isopentyl nitrite, isoamyl nitrite

化学辞典 第2版
C5H11NO2(117.15).(CH3)2CHCH2CH2ONO.イソペンチルアルコールに塩化ニトロシルNOClを作用させるか,塩化イソペンチルに亜硝酸銀を作用させると得ら…

塩素水 エンソスイ chlorine water

化学辞典 第2版
塩素を飽和した水.塩素は水にかなりよく溶け(10 ℃,0.9972 g/100 g 水),その溶液は酸性を呈し,漂白作用がある.水に溶けている塩素の一部は,Cl2 …

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群馬県のマスコットキャラクター。人間だと7歳ぐらいのポニーとの設定。1994年の第3回全国知的障害者スポーツ大会(ゆうあいピック群馬大会)で「ゆうまちゃん」として誕生。2008年にぐんまちゃんに改名...

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